NBAドラフト2020:今年一番の成長株、デイトン大のオビ・トッピン
本命不在でアップセットが飛び交った昨季のカレッジバスケの主役の1つがデイトン大。ミッドメジャーのデイトン大を牽引したのが、ソフォモアのフォワード、オビ・トッピンでした。
高校卒業時点では、D1のカレッジから奨学金のオファーが無く、プレップスクールを経由してカレッジに進んだ遅咲きの選手。カレッジでも1年目は学業面の問題でRedshirtとなり、公式戦への出場は無し。ソフォモアではありますが、今季で実質大学は3年目です。
高校時代はアウトサイド周りの選手だったこともあり、3PT成功率35.9%FT成功率71.8%でこの手の能力系の選手としては上々。TS%とEFG%は共に所属カンファレンスのAtalntic 10で1位を記録しています。
高校卒業時点では、D1のカレッジから奨学金のオファーが無く、プレップスクールを経由してカレッジに進んだ遅咲きの選手。カレッジでも1年目は学業面の問題でRedshirtとなり、公式戦への出場は無し。ソフォモアではありますが、今季で実質大学は3年目です。
フレッシュマンのシーズンにはカンファレンスの1stチームにされ、最優秀選手賞も受賞。ソフォモアとなった昨季はそこから更に覚醒し、カレッジを代表する選手に成長しました。
プロフィール
スタッツ
アドバンスドスタッツ
ハイライト
無名からカレッジを代表するプレーヤーに
今でこそカレッジを代表するプレーヤーへと成長を遂げたオビ・トッピンですが、高校時代は今よりも身長が低く、無名の選手でした。
ニューヨークのオッシングハイスクールを卒業の時点ではNCAAディビジョン1のチームからの奨学金のオファーは無く、メリーランド州のマウントザイオンプレップで更に1年を過ごします。
プレップでの1年の間に身長も伸び、複数のディビジョン1チームから奨学金のオファーを受けたトッピンはデイトン大への進学を選択しました。
フレッシュマンのシーズンから目覚ましい活躍を見せたトッピンは、ソフォモアの昨季に花開き、ネイスミス賞、ウッデン賞など、カレッジの最優秀選手賞を総なめ。カレッジを代表するフォワードに成長しました。
ダイナミックで多彩なオフェンスが魅力
爆発的な運動能力が売りのトッピンはトランジションやカッティングで絶大な威力を発揮。高校時代はアウトサイド周りの選手だったこともあり、3PT成功率35.9%FT成功率71.8%でこの手の能力系の選手としては上々。TS%とEFG%は共に所属カンファレンスのAtalntic 10で1位を記録しています。
1ポゼッション当たり1.2得点は1試合平均10ポゼッション以上の選手の中では、NCAAディビジョン1全体で7位。得点効率の高さはトッピンの大きな魅力です。
あまり注目されていませんが、視野の広さやパスのスキルも魅力。平均2.1アシストはインサイドプレーヤーとしては優秀な数字です。
この辺りの現代的なスキルを備えていることが、彼をドラフト上位候補に押し上げている要因でしょう。
昨年夏のNike主催のキャンプの資料には、ウイングスパンが209.6cmと記載されていました。この数字はドラフトコンバイン参加選手のスモールフォワードの平均以下であり、ディフェンスのポテンシャルが高いとは言えないでしょう。
あまり注目されていませんが、視野の広さやパスのスキルも魅力。平均2.1アシストはインサイドプレーヤーとしては優秀な数字です。
この辺りの現代的なスキルを備えていることが、彼をドラフト上位候補に押し上げている要因でしょう。
懸念の残るディフェンス
オフェンスでは今年のドラフト候補生のビッグマンで随一の完成度を誇るトッピンですが、ディフェンスは懸念事項と見られ、特にディフェンスでのポジションニングやローテーションが不安視されます。
一方で、スティール、ブロック共に1試合平均1本を超え、ディフェンシブレーティングもデイトン大ではベストの数字を記録。確かにディフェンスには課題を残しますが、カレッジレベルでは、圧倒的な運動能力で十分にカバー出来ていた様に見えます。
勿論、NBAで対戦するのはより高く、速く、強いプレーヤー達。これまで以上にディフェンスで苦労することは間違いないでしょう。
トッピンは身長が伸びインサイドにコンバートされてからまだ数年とビッグマンとしてのキャリアは浅く、経験を積むことでディフェンスが改善されることも期待出来ます。
パワーやクイックネス等の身体的な面が通用しなければNBAでは苦しむことになりそうですが、現在のポジションに定着してからは日が浅く、まだまだ伸びしろも大きなプレーヤー。指名したチームの育成力が問われます。
ディフェンシブプレーヤーとしてのポテンシャルはあまり感じられず、チームディフェンスが出来るチーム、又は優れたディフェンシブビッグマンのいるチームの方がフィットしそう。
現状の評価では5位前後での指名が有力視されます。
4位~10位での上位指名が有力
現時点で今季一桁得点に終わったのは僅か1試合で安定感の高い選手です。それは技術よりも身体的な部分が秀でているからでしょう。パワーやクイックネス等の身体的な面が通用しなければNBAでは苦しむことになりそうですが、現在のポジションに定着してからは日が浅く、まだまだ伸びしろも大きなプレーヤー。指名したチームの育成力が問われます。
ディフェンシブプレーヤーとしてのポテンシャルはあまり感じられず、チームディフェンスが出来るチーム、又は優れたディフェンシブビッグマンのいるチームの方がフィットしそう。
現状の評価では5位前後での指名が有力視されます。