カレッジ最優秀PG、ボブ・クージー賞の候補者が出揃う
カレッジ最優秀のPGに贈られるボブ・クージー賞。昨季はジャー・モラントが受賞したこの賞のファイナリスト5名が発表された。候補者は下記の通り。
※2020年3月3日時点の数字
※2020年3月3日時点の数字
- トレー・ジョーンズ/デューク大/ソフォモア
- デボン・ドットソン/カンザス大/ソフォモア
- マーカス・ハワード/マーケット大/シニア
- ペイトン・プリチャード/オレゴン大/シニア
- マラカイ・フリン/サンディエゴ州立大/ジュニア
マーカス・ハワードは2年連続でのファイナリスト。昨季ファイナリストに入ったミシガン州立大のカシアス・ウインストンは今季は選出から漏れています。
トレー・ジョーンズ
大学:デューク大
学年:ソフォモア
ポジション:PG
デボン・ドットソン
大学:カンザス大
学年:ソフォモア
ポジション:PG
マーカス・ハワード
大学:マーケット大
学年:シニア
ポジション:PG
ペイトン・プリチャード
大学:オレゴン大
学年:シニア
ポジション:PG
マラカイ・フリン
大学:サンディエゴ州立大
学年:ジュニア
ポジション:PG
スタッツ
レーティング
推しはマーカス・ハワード
私的な推しはマーケット大のシニア、マーカス・ハワード。目下平均得点でNCAAのNo1を走り、USG%もNCAAでNo1。身長は180cmにも満たないが、高いシュート精度とフィジカルを駆使してスペースを創り出す技術に長け、得点技術ではカレッジでハワードの右に出る者はいない。
チームはここまで18勝11敗とNCAAトーナメント進出は厳しい状況だが、チームにおける重要性という点では、39.7%という突出したUSG%を記録するハワードを上回るプレーヤーはいないだろう。チームを1人で牽引し、昨年もボブ・クージー賞の最終候補に残ったハワードに今年こそは受賞してほしいという気持ちがある。
PGはチームを勝利に導くことで評価されるポジション。その意味では、カンザス大のデボン・ドットソンも有力な候補だろう。カンザス大は現在全米ランキング1位。
所属カンファレンスであるBig 12のレギュラーシーズン制覇も確定させた。昨年は2005年から続いたレギュラーシーズン優勝が途絶えてしまったが、ドットソンの活躍によって今季は好調を維持している。イメージ以上にディフェンスでの貢献度が高い点も見逃せない。
昨季終了時点でNBAへアーリーエントリーしていてもドラフト指名を受けたであろう選手だが、今季は大きなステップアップを見せ、カレッジに残った選択が正しいことを証明している。
オレゴン大のシニア、ペイトン・プリチャードも抜群の勝負強さでチームを牽引している。ハワードにしても、プリチャードにしても、シニアの選手のチームにおける重要性は下級生の候補とは一線を画すものがある。
昨年の受賞者であるジャー・モラントと比較するとスケール感では劣るが、完成度が高くリーダーシップに優れるカレッジらしい選手が揃う。私としてはやっぱりシニアの選手に受賞してほしいかなと。
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