NBAドラフト2021:ケニオン・マーティンJrもエントリーへ
IMG Academy’s Kenyon Martin Jr. has declared for the 2020 NBA Draft, per @wojespn— Bleacher Report CBB (@br_CBB) March 25, 2020
(via @brhoops) pic.twitter.com/M1LrpCh6zx
高校では、今季デューク大で活躍したカシアス・スタンリーやスコッティ・ピッペンの息子であるスコッティ・ピッペンJr等とプレー。シエラキャニオンスクールのカリフォルニア州大会制覇に貢献した。
当初は高校卒業後にスコッティ・ピッペンJrと共にバンダービルト大に進学予定だったが、プロ行きを模索するとして撤回。結局IMGアカデミーのPost Graduateチームに落ち着いていた。
IMGアカデミーと言えば、日本人にとっては田中力が所属しているチームとして御馴染み。ケニオン・マーティンJrは高校卒業後の選手も所属するPost Graduateのチームでプレーしているので、田中力とは別のチーム。
ケニオン・マーティンJr
所属:IMGアカデミー
ポジション:PF
身長:198.1cm
ソン・メイカーパターンでのエントリーへ
さてっ、まずはカレッジに行っていない彼が何故アーリーエントリーが可能なのかという話から。
結構知られていないのだけれど、アメリカ人選手のドラフトエントリーの要件は
- ドラフトの年(1-12月)に19歳以上であること
- 高校卒業後1年以上が経過していること
の2つであり、大学に通う必要は無い。
マーティンの場合はシエラキャニオンスクールを卒業後にIMGアカデミーのPost Graduateチームでプレーしたのでこの2つを満たしている。過去にはソン・メイカーやジェイレン・レキュー等もこのパターンでエントリー。僕は私的にソン・メイカーパターンと呼んでいる。
Post Graduateチームとは日本で言われているプレップ。高校卒業後もカレッジ進学に向け、バスケ、学業を磨きたいプレーヤーが所属する。
最近プレップが付くチームが多いけれど、それが必ずしもPost Graduateのチームであるとは限らないのでご注意を。
おそらく指名はない
父親譲りの並外れた跳躍力を持ち、破壊力抜群のダンクを叩きこむが、サイズは父よりも1回り小さく、器用なタイプでもない。高校時点ではone and doneでNBA入りを狙うレベルの選手ではなかったし、それは今も変わらないだろうし、当の本人もそれを理解しているだろう。
カレッジに進学した場合、NCAAの規定により練習時間は制限され、勿論チームからの報酬もない。現状ではNBA入りが難しいレベルにあるマーティンJrは、よりバスケットボールに集中出来る環境に身を置く為にカレッジを回避したのだろう。
おそらく今年のドラフトで指名を受ける事はなく、Gリーグか海外のNBL辺りでプロキャリアを始める事になるだろう。
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