NBAドラフト2020:デイトン大のオビ・トッピンがAP最優秀選手賞とネイスミス賞を受賞し個人賞を総なめ
今年のカレッジバスケの主役の1人、デイトン大のオビ・トッピン。
シーズン序盤のマウイインビテーショナルでのプレーで一躍脚光を浴び、そのままスターダムを駆け上がった。平均20得点7.5リバウンドの活躍でデイトン大を牽引。中堅校とみなされていたデイトン大をAPランキング3位に押し上げ、年間最優秀選手に贈られるのAP National Player of the Year (AP最優秀選手賞)を受賞した。
ちなみにデイトン大のHCであるアンソニー・グラントもトッピンと並びAP最優秀コーチ賞に選出されている。同チームから最優秀選手賞と最優秀コーチ賞が選出されるのは過去40年で2度目の快挙とのこと。
昨年のジャー・モラントの様に、毎シーズン評価を劇的に飛躍させる選手が出てくるが、今季はオビ・トッピンがそれに当たるので、今回の受賞は納得の人選。トッピンは今年のNBAドラフトへのアーリーエントリーを表明しており、1巡目上位での指名が予想されている。
AP最優秀選手賞、ネイスミス賞に続きウッデン賞も受賞。勿論、カレッジ最優秀のPFに贈られるカール・マローン賞も受賞している。
これで主要なカレッジの個人賞を総なめ。シーズン序盤から強豪相手に活躍を見せ、決して強豪校とは言えないデイトン大を29勝2敗という成績に牽引したのだから、彼の受賞は納得の選出だ。
ちなみにデイトン大のHCであるアンソニー・グラントもトッピンと並びAP最優秀コーチ賞に選出されている。同チームから最優秀選手賞と最優秀コーチ賞が選出されるのは過去40年で2度目の快挙とのこと。
昨年のジャー・モラントの様に、毎シーズン評価を劇的に飛躍させる選手が出てくるが、今季はオビ・トッピンがそれに当たるので、今回の受賞は納得の人選。トッピンは今年のNBAドラフトへのアーリーエントリーを表明しており、1巡目上位での指名が予想されている。
プロフィール
スタッツ
アドバンスドスタッツ
ハイライト
カレッジ屈指のインサイドプレーヤー
今季のシンデレラプレーヤー、オビ・トッピン。高校時代は現在よりも身長が低かった為、ガードとしてプレーし、D1校からの奨学金のオファーが無く、プレップスクールに進学。そこで身長が伸びたことにより、デイトン大への進学を勝ち取った。
デイトン大での1年目は学業面での問題でRed-shirtとなった為、ソフォモア(日本の大2相当)であるが、既に22歳。
アマレ・スターダマイヤーを彷彿とされるアスレティックでパワフルなプレーが魅力の選手であり、スクリーナー/フィニッシャーとしてピック&ロールで絶大な破壊力を誇る。今季は3PTシュートにも磨きをかけ、よりオールラウンドな選手に成長した。TS%は69.1%と優秀で、平均2.2アシストもインサイドプレーヤーとしては良い数字だ。FT成功率はギリギリ7割を超えているので及第点。
オフェンスと比較するとディフェンスでのインパクトは薄いが、クイックネスを駆使し、ブロック/スティール共に平均1本超え。リバウンド数は彼の能力を考えれば少し物足りない。オフェンスの多様性が魅力の選手である、ディフェンスに秀でたビッグマンと並べるとより効果的でしょう。
今季のカレッジを代表する"今が旬"なプレーヤー。伸びしろが大きいかは分からないが、クイックネスや跳躍力、パワーという明確な武器があり、フィジカルはNBAでも通用するだろう。
既に22歳の年齢はネックかもしれないが、遅咲きの彼にはあまり懸念とはならないかなと。無名の選手からカレッジを代表する選手へ成長した実績もNBAへの適応の可能性の高さを感じさせる。カレッジ1年目から2年目で大きく成長したのは3PT。ここがどこまで伸びるかが鍵となると予想。
2020年4月4日追記:ネイスミス賞を受賞へ
オビ・トッピンはAP最優秀選手賞に続き、カレッジバスケ界で最も権威のある個人賞の1つであるネイスミス賞も受賞。全米コーチ協会選出の最優秀選手賞も受賞しており、個人賞を総なめ。
オビ・トッピンが今季のカレッジバスケの顔である事を確固たるものとしている。
2020年4月8日追記:ウッデン賞も受賞
The results from the 𝑇𝑎𝑙𝑒 𝑜𝑓 𝑡ℎ𝑒 𝑇𝑎𝑝𝑒 are in...— Dayton Basketball (@DaytonMBB) April 7, 2020
Obi Toppin is THE BEST COLLEGE BASKETBALL PLAYER IN THE COUNTRY ‼️
Congratulations @obitoppin1 on being named The 2020 @WoodenAward Winner🏀 #Vote4Obi // #JoinTheFight pic.twitter.com/mnWAwKG7BC
これで主要なカレッジの個人賞を総なめ。シーズン序盤から強豪相手に活躍を見せ、決して強豪校とは言えないデイトン大を29勝2敗という成績に牽引したのだから、彼の受賞は納得の選出だ。
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