あの人は今:YouTubeスターのセブンス・ウッズの現在は?


皆さんは覚えているだろうか?今から7年前、当時14歳にして驚異的なパフォーマンスを披露し、世界中にその名を知らしめたセブンス・ウッズという選手がいたことを。

彼のハイライトは2020年4月時点で最高で1500万回を超える再生回数を誇り、今でも彼の動画はSNS上に流れている。もし、彼がSNSの普及した現在に高校時代を過ごしていたら、彼の知名度は桁違いだっただろう。

当時あれほどインターネットを騒がせ、将来のNBA間違いなしと言われたセブンス・ウッズは今どこで何をしているのだろうか。

怪我により高校最終学年を棒に振る

YouTubeにアップロードされたハイライトによってその名を全世界に知られる様になったセブンス・ウッズだったか、その後のキャリアは決して順風万番ではなかった。

ソフォモア(日本の高1相当)にしてサウスカロライナ州の最優秀選手賞を獲得し、U-16アメリカ代表に選出される等、華々しいキャリアを歩んでいたが、ジュニア(日本の高2相当)のシーズンにはスタッツも下降。

膝の怪我によりシニア(日本の高3相当)のシーズンは4試合の出場に留まり、伸び悩んだ。身長も停滞してしまった事もあり、卒業時点でのウッズのESPNランキングは同学年の中で58位と当初の期待からは大きく後退してしまった。

それでも、カレッジ屈指の強豪であるノースカロライナ大(UNC)への進学が決定し、カレッジで再度輝きを取り戻すことが期待された。

カレッジでも怪我に悩まされる日々

UNCに入学して1年目の2016-2017シーズン。当時のUNCにはカレッジ屈指のPGの1人であるジョエル・ベリーが2学年上に在籍していた為、ベンチからのスタート。シーズンのスタッツは平均7.7分の出場で1.5得点1.2アシストに過ぎなかったが、シーズンの全40試合に出場。ゴンザガ大とのNCAAトーナメントにも出場し、翌シーズンの飛躍を期待させた。

しかし、2年目のシーズンには足を故障し、シーズンの約半分を欠場。出場試合数は前年を大きく下回る20試合に留まり、平均出場時間も低下してしまった。

崖っぷちで迎えた2018-2019シーズン。ジョエル・ベリーの卒業により、ステップアップが期待されたが、フレッシュマンのコビー・ホワイトとのスターティングPG争いに敗れ、平均出場時間は10.8分止まり。ウッズとスターティングPGを争ったホワイトはシーズン終了後にアーリーエントリーを表明し、1巡目7位という項評価でNBA入りを果たした。

2019年の4月23日に高校No1のPGと評されたコール・アンソニーがUNCへの進学を公表すると、2019年4月25日にウッズはUNCからの転校を発表した。

地元サウスカロライナで再起を誓う

UNCを去ったウッズが次の行き先として選んだのはサウスカロライナ大。彼の地元での心機一転再スタートを選択した。

NCAAの転校規定により、2019-2020シーズンは公式戦でのプレーは認められず。既にカレッジで3年間プレーしているウッズは、2020-2021シーズンがカレッジでの最後のシーズンとなる。

1998年8月生まれのウッズは2020年4月現在で21歳。まだまだプレーヤーとして成長が期待出来る。高校、カレッジを通じて怪我に悩まされ、チーム状況にもより出場時間には恵まれなかったが、瞬間的に見せるプレーのスケールには大きなものがあった。今季1年を準備期間とし、健康な状態で来季を過ごすことが出来れば、きっと再び輝きを取り戻してくれるはずだ。

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