一世を風靡したマック・マクランがジョージタウン大から転校へ

高校時代に多くのハイライトがSNS上で拡散され、ダンカーとして日本でも知名度の高いマック・マクラン。

高校卒業後はアレン・アイバーソンの出身校として知られるジョージタウン大に入学し、周囲の予想を上回る活躍を見ていた。

今年のドラフトへのアーリーエントリーを表明していたマクランだったが、エントリーを撤回し、ジョージタウン大からの転校を公表している。

プロフィール

氏名マック・マクラン
カレッジジョージタウン大
学年ソフォモア
生年月日2000年1月6日
ESPN
ランキング
ランク外(2018)
ポジションPG
出身校ゲートシティハイスクール
(バージニア州)
主な個人賞Big Eastオールフレッシュマンチーム(2019)
特記事項高校時代にアレン・アイバーソンが保有していたバージニア州のシーズン得点記録を更新。
長所・抜群の跳躍力を誇るゲームタイムダンカー
懸念事項・SGとしては小さく、PGとしてはゲームメイクに懸念

スタッツ

出場時間(分)FG%3PT%FT%OFF RebDEF RebREB
26.939.432.380.20.82.33.1
ASTBLKSTLPFTOPTS
2.40.21.41.81.815.7

ハイライト

入学当初から期待を上回る活躍

高校時代はESPNで3つ星と決して高い評価を受けるプレーヤーでは無かったマック・マクランだが、ジョージタウン大では1年目から主力の座を掴み、平均13.1得点を記録。昨季は故障による戦線離脱もあったが、21試合で平均15.7得点と入学当初の期待を大きく上回る活躍を見せていた。

大学入学時には難しいと思われていたNBA入りも夢ではないものとなり、今年のドラフトにアーリーエントリーを表明した。

NBA入りを叶える為の転校という判断

マクランの転校という判断には、ドラフトプロセスの中でのNBAチームの関係者との面談が大きく関係している様だ。

ジョージタウン大での2シーズンを通じて活躍を見せたマクランだったが、NBA関係者との面談の中で”ゲームメイクの力を示す必要がある”と指摘を受けたと報じられている。

NBA入りという1つのゴールを達成する為、マクランはより良い環境を求め転校を選択したのだろう。

通常、NCAAで転校をしたプレーヤーは1年間の公式戦出場停止となるが、マクランは今季からのプレーが認められる様、書類申請中。申請の結果次第では、今季からプレーが可能となる。

平均的なサイズのポイントガードの競争率が高いのは万国共通。マクランの場合、昨季の3PT成功率が32.3%とアウトサイドシュートを得意とするタイプで無いので、NBA入りを果たす為には、得点以外の部分をアピールする必要があるのも頷けます。

ジョージタウン大では、昨季得点でチーム2位、リバウンドで1位の数字を残したオマー・ヤートセブンも卒業。マクランの予想外の転校は、ジョージタウン大ヘッドコーチのパトリック・ユーイングには大きなダメ―ジとなりそうです。

転校先候補7校を公表※5月21日追記

ジョージタウン大からの転校を表明したマクランが転校先候補7校を発表。候補の7校は下記の通り。

テキサス工科大
オーバーン大
メンフィス大
USC
ブリガムヤング大
アーカンソー大
ウェイクフォレスト大

ジャージーのイメージだけで言えば、ブリガムヤング大がピッタリ。2019年にFinal4に進出しているテキサス工科大、オーバーン大が良いのではと思うのですが、チームメイトの状況次第では彼が望んでいる司令塔の役割を与えてもらえない可能性も有ります。

NBA入りまで後一歩のところまで来たのですから、良い選択をして夢を叶えてほしいですね。

テキサス工科大へ※5月28日追記

マクランがTwitter上でテキサス工科大への転校を公表。

テキサス工科大は2019年に強固なディフェンスでNCAAトーナメント決勝に進出した強豪校。当時からの主力ガードのダビド・モレッティがテキサス工科大を去り、海外でのプロ入りを表明した事もマクランの判断材料になったかもしれません。

マクランが今年からプレー出来るかどうかは申請の結果次第。

テキサス工科大には、マクドナルドオールアメリカンに選出されたコンボガードのニマリ・バーネットが進学予定ですので、マクランの申請が通ればモレッティの穴を埋める強力なバックコートが完成します。