NBAドラフト2021:上位指名が有力なclass of 2020のTOP10 まとめ【決定版】

今年カレッジに進学する学年class of 2020。ここ数年で最もレベルの高い学年と言い続けてきた彼等も遂に大学生に。この学年のESPNランキングの最終版が出てきたので、プロフィールとハイライトのまとめを。

最終版のランキング1位には、カレッジをスキップしGリーグ入りを表明したジェイレン・グリーンが輝いた。

ちなみにclass of 2016~2018のESPNランキングTOP10、計30名の内25名がその翌年のドラフトで指名を受け、1名がその年のドラフトで指名を受けている。今回まとめた選手達も2021年のドラフトの主役となる可能性が高い。


1位:ジェイレン・グリーン

プロフィール

氏名ジェイレン・グリーン
生年月日2002年2月9日
ESPN
ランキング
1位(2020)
ポジションSG
出身校プロリフィックプレップ
(カリフォルニア州)
主な個人賞SI最優秀選手賞
U17ワールドカップ最優秀選手賞
マクドナルドオールアメリカン
ジョーダンブランドクラシック
フープサミット
特記事項母はフィリピン系でフィリピンで開催されたイベントにも参加経験有り。
長所・爆発的な得点能力
・空中での抜群のバランス感覚とエアプレーでの高い決定力
・オールラウンドなスキルセット
懸念事項・華奢なフィジカル

ハイライト


2位:ケイド・カニングハム

プロフィール

氏名ケイド・カニングハム
カレッジオクラホマ州立大
ESPN
ランキング
2位(2020)
生年月日2001年9月25日
ポジションPG
出身校モントバーデアカデミー
(フロリダ州)
主な個人賞ネイスミス最優秀選手賞
Max Preps最優秀選手賞
マクドナルドオールアメリカン
特記事項ビーガンとして知られている。
兄はオクラホマ州立大でコーチングスタッフを務めるキャネン・カニングハム。
長所・NBAレベルでも稀な純正大型ガード
・穴の無いオフェンススキル
・サイズを利したボールマンディフェンス
懸念事項・強いて言えばクイックネスに欠ける

ハイライト

3位:エバン・モーブリー

プロフィール

氏名エバン・モーブリー
カレッジUSC
生年月日2001年6月18日
ESPN
ランキング
3位(2020)
ポジションC/PF
出身校ランチョクリスチャンハイスクール(カリフォルニア州)
主な個人賞モーガン・ウッテン賞
マクドナルドオールアメリカン
ジョーダンブランドクラシック
フープサミット
特記事項父はUSCのアシスタントコーチのエリック・モーブリー。
1学年上の兄アイザイアもUSCでプレー。
長所・恵まれたサイズとウイングスパン
・ビッグマンながらスムースな身のこなし
・シューティングやハンドリングにも非凡なセンス
懸念事項・フィジカルは華奢
・センスはあるがスキルのブラッシュアップが必要

ハイライト

4位:スコッティ・バーンズ

プロフィール

氏名スコッティ・バーンズ
カレッジフロリダ州立大
生年月日2001年8月1日
ESPN
ランキング
4位(2020)
ポジションPF
出身校モントバーデアカデミー
(フロリダ州)
主な個人賞マクドナルドオールアメリカン
ジョーダンブランドクラシック
フープサミット
特記事項ソフォモアのシーズンにはNSUユニバーシティスクールでバーノン・キャリーJrと共に全米招待準優勝。
U17、U19ワールドカップで世界制覇を経験。
長所・エナジー溢れるプレーでチームを牽引
・リバウンドから速攻に繋げるパスセンス
・恵まれたウイングスパン
懸念事項・ハンドリングとシューティングはブラッシュアップが必要

ハイライト

5位:ジェイレン・サッグス

プロフィール

氏名ジェイレン・サッグス
カレッジゴンザガ大
生年月日2001年6月3日
ESPN
ランキング
5位(2020)
ポジションPG
出身校ミネハハアカデミー
(ミネソタ州)
主な個人賞マクドナルドオールアメリカン
ジョーダンブランドクラシック
フープサミット
特記事項フットボールでもQBとしてディビジョン1のカレッジからオファーを受けるレベル。
U17、U19ワールドカップで世界制覇を経験。
長所・視野の広さと正確なパッシングの技術
・抜群のクイックネス
・タフなオンボールディフェンス
懸念事項・アウトサイドシュートの精度

ハイライト



6位:BJ・ボストン

プロフィール

氏名BJ・ボストン
カレッジケンタッキー大
生年月日2001年11月28日
ESPN
ランキング
6位(2020)
ポジションSG/SF
出身校シエラキャニオンスクール
(カリフォルニア州)
主な個人賞マクドナルドオールアメリカン
ジョーダンブランドクラシック
カリフォルニア州Mrバスケットボール
特記事項シエラキャニオンスクールではレブロン息子、ウェイド息子等とプレー。
長所・スムースでオールラウンドなスキルセット
・3PTラインの遥か後方からシュートを沈める広いレンジ
懸念事項・アウトサイドシュートの安定感
・華奢なフィジカル

ハイライト

7位:ザイアー・ウィリアムス

プロフィール

氏名ザイアー・ウィリアムス
カレッジスタンフォード大
生年月日2001年9月12日
ESPN
ランキング
7位(2020)
ポジションSF/PF
出身校シエラキャニオンスクール
(カリフォルニア州)
主な個人賞マクドナルドオールアメリカン
ジョーダンブランドクラシック
フープサミット
特記事項U19ワールドカップで世界制覇を経験。
シエラキャニオンスクールではレブロン息子、ウェイド息子等とプレー。
長所・コンボフォワードをこなすサイズ
・スムースな身のこなし
・柔らかいシュートタッチ
懸念事項・華奢なフィジカル
・ディフェンスでの存在感

ハイライト

8位:グレッグ・ブラウン

プロフィール

氏名グレッグ・ブラウン
カレッジテキサス大
生年月日2001年9月1日
ESPN
ランキング
8位(2020)
ポジションPF/SF
出身校バンデグリフトハイスクール
(テキサス州)
主な個人賞マクドナルドオールアメリカン
テキサス州Mrバスケットボール
特記事項父はテキサス大でフットボールをプレーし、NFLも経験している。
長所・爆発的な跳躍力を誇る学年屈指のダンカー
・オールラウンダーの素養有
懸念事項・サイズ不足
・アウトサイドのオフェンススキルを磨く必要有

ハイライト

9位:テレンス・クラーク

プロフィール

氏名テレンス・クラーク
カレッジケンタッキー大
生年月日2001年9月6日
ESPN
ランキング
9位(2020)
ポジションSG/SF
出身校ブリュースターアカデミー
(ニューハンプシャー州)
主な個人賞
マクドナルドオールアメリカン
ジョーダンブランドクラシック
特記事項class of 2021から2020へ学年変更。
長所・ウイングとして恵まれたサイズとウイングスパン
・器用なハンドリングと広い視野
・リバウンドにも積極的に飛ぶ
懸念事項・判断力は改善の余地有り
・アウトサイドシュートの安定感

ハイライト

10位:ジョッシュ・クリストファー

プロフィール

氏名ジョッシュ・クリストファー
カレッジアリゾナ州立大
生年月日2001年12月8日
ESPN
ランキング
10位(2020)
ポジションSG
出身校メイフェアハイスクール
(カリフォルニア州)
主な個人賞マクドナルドオールアメリカン
ジョーダンブランドクラシック
フープサミット
特記事項ゲームショーツの裾をロールアップするなど、独自のファッションで注目を集める。
長所・当たり出したら止まらないアウトサイドシュート
・現代風のオールラウンドなスキルセット
懸念事項・タフショットを選ぶ傾向
・パワフルだがクイックネスに欠ける

ハイライト

1位のグリーンはGリーグへ

例年であれば、上位選手の進学先の定番はデューク大だけれど、今年は1位のジェイレン・グリーンがGリーグへ。2位のケイド・カニングハムと3位のエバン・モーブリーがそれぞれ親族がコーチングスタッフを務めるチームへの縁故進学を選択し、TOP10からのデューク大進学はゼロ。

ケンタッキー大に進学するBJ・ボストンとテレンス・クラークを除き、TOP10からの重複は無く、個の際立った活躍が期待出来る。(ケンタッキー大も昨季のスターティングメンバ―が全員アーリーエントリーをした為、ボストンとクラークもかなりの活躍をするはず。)

ランキング1位はグリーンだが、2位のカニングハム、3位のモーブリーとの差は肉薄。Gリーグ入りというグリーンの新しい選択が来年のドラフト指名順位にどう影響してくるかも注目。


ジョナサン・クミンガが学年変更:※2020年6月13日追記

4位:ジョナサン・クミンガ

プロフィール

氏名ジョナサン・クミンガ
カレッジ未定
学年class of 2021
生年月日2002年10月6日
ESPN
ランキング
1位(2021)
ポジションSF
出身校パトリックスクール
(ニュージャージー州)
主な個人賞
MaxPreps最優秀ソフォモア賞(2019)
特記事項兄もカレッジでバスケをプレーしており、今季はテキサス工科大でプレー。
NBAでプレーするエマニュエル・ムディエイは従兄弟。
長所・恵まれた身体を持ち、2wayプレーヤーとして高いポテンシャルを秘める
・オールラウンドに非凡なセンス
懸念事項・プレーの完成度はまだまだの素材型

ハイライト


class of 2021のNo1、ジョナサン・クミンガが学年変更

兼ねてから学年変更が噂されていたclass of 2021のジョナサン・クミンガがclass of 2020に学年変更し、学年4位にランクイン。

それに伴い、スコッティ・バーンズの順位は学年5位に。それ以降の選手達も雪崩式に順位を1つずつ落としています。