アメリカ高校バスケは今年もスーパーチーム化が進む

以前も書いたことがありますが、アメリカの高校バスケ界でもNBAと同様に1つのチームに全米中から注目選手の集まるスーパーチームが進んでいます。

その中心にいるのはフロリダのモントバーデアカデミーIMGアカデミーでしょう。

両校にはアメリカ大手スポーツ専門メディアのESPNによるランク付けで、各学年の上位100人に入る様な選手がそれぞれ多数在籍。

今年も秋のシーズンに向け、続々と有力選手が両校に加入を表明しています。



モントバーデにはclass of 2022の有力選手が続々と

モントバーデアカデミーに加入するジェイレン・デューレン

昨季、ケイド・カニンガム、スコッティ・バーンズ、デイロン・シャープの3人のマクドナルドオールアメリカンを中心にシーズン無敗を達成したモントバーデアカデミー。

彼等3人が卒業しても、実力派の最上級生とケイレブ・ヒュースタンとダリク・ホワイトヘッドというclass of 2022(2022年高校卒業で今年は日本の高2相当)で学年TOP10に入る選手が残留し、今年も高校バスケ界の主役の1校になると見られていました。

そこに加えてclass of 2022でESPNランキング2位にランクされるビッグマン、ジェイレン・デューレンを始め、class of 2022の学年上位60人にランクされる選手がこれまでで計3人も加入。

今年も昨季と同様にスーパーチームが完成されようとしています。

昨季のモントバーデアカデミーはスーパースターを集めながらも、アンセルフィッシュなチームバスケを展開し、”高校バスケ史上最高のチーム”と呼ばれる程、圧倒的な強さを誇りました。

Class of 2022の選手達が最上級生となる2021-2022シーズンには、昨季を上回るチームに成長するかもしれません。

IMGアカデミーにも未来のNBA候補が加入

学年No1ガードのジェイデン・ブラッドリー

日本人選手の田中力君の所属チームとして、日本でも広く知られるIMGアカデミー。2019年に全米招待優勝を果たしているIMGアカデミーにも、この秋に向けて多くの有望高校生が加入しています。

中でも1番の大物は、class of 2022のNo1ポイントガード、ジェイデン・ブラッドリーでしょう。

昨季はピュアポイントガード不在だったIMGアカデミーにとって、ブラッドリーの補強は大きなプラス。過剰とも言えるタレントが揃うチームをブラッドリーはどうリードしてくれるでしょうか?

異常な程にタレントを惹き付ける2校

現時点で、class of 2022のESPNランキングTOP10 の内6人がモントバーデアカデミーとIMGアカデミーに所属し、異常と言える程にこの2校にタレントが集中しています

この2校に転入してくる様なプレーヤーは、地元では既に向かう所敵なしのレベル。

彼等の目標の1つであろうNBA入りを達成する為、よりレベルの高い環境より注目度の高い環境を求めるのも頷けます。

そして、アメリカ高校バスケが恐ろしいのは、こういったスーパーチーム相手に大金星を挙げるチームが出てくること。

アメリカの高校バスケではショットクロックを導入していない州も多く、大番狂わせが起きやすいということもありますが。

今年も高校スーパーチームである2校から目が離せません。

コメント