2020-2021シーズン注目のカレッジ上級生まとめ
まだまだシーズンの開始時期も不透明ですが、今季の注目プレーヤーまとめを。
将来性が順位を大きく左右するNBAドラフトでは、下級生が上位を占める傾向にありますが、やはりカレッジバスケの中心は上級生。2015年のデューク大を最後に、下級生を中心にNCAAトーナメントを制したチームはありません。
今回は上級生まとめということで、今季注目のジュニア(大学3年生)とシニア(大学4年生)を。学年は今季の学年を記載しています。
今回は上級生まとめですが、ソフォモアまとめや、高校時代のマクドナルドオールアメリカンまとももしようかな。
ギャリソン・ブルックス
カレッジ:ノースカロライナ大
学年:シニア
ポジション:C/PF
主な個人賞:2ndチームオールACC(2020)/ACCモストインプルーブドプレーヤー(2020)
スタッツ
ハイライト
オールドスクールのインサイドプレーヤー
昨季苦しみ続けたノースカロライナ大にとって、数少ない明るい話題だったのがギャリソン・ブルックスの成長。前シーズンの7.9得点5.6リバウンドから16.8得点8.5リバウンドへ大きく個人スタッツを伸ばしました。
シーズンが進むにつれて頼もしさを増し、シーズン最後の8試合の内、7試合で20得点以上を記録。
プレーエリアの狭い古典的なインサイドプレーヤーですが、今季はミドルレンジシュートとディフェンスでの成長を期待しています。
NCAAでも屈指のタレントが揃うUNCのインサイドですが、ブルックスがその中心であることは間違いないでしょう。
マーカス・ギャレット
カレッジ:カンザス大
学年:シニア
ポジション:SG/PG
主な個人賞:ネイスミスディフェンシブプレーヤーオブザイヤー(2020)/Big12ディフェンシブプレーヤーオブザイヤー(2020)
スタッツ
ハイライト
流行りの大型ハンドラー
強豪カンザス大のオールラウンダー、マーカス・ギャレット。
カレッジ屈指のディフェンシブプレーヤーであると同時に、カンザス大で最多となる1試合平均4.6アシストを記録。登録身長195.6cmながらハンドラーをこなせる器用さを備える現代的なプレーヤーです。
昨季の中心だったガードのデボン・ドットソンがNBAにアーリーエントリーし、今季は本格的に司令塔を務めることになるでしょう。
アウトサイドシュートは苦手としており、ここが改善されれば現代バスケにフィットするプレーヤーとしてNBAでも重宝されるはず。
ルカ・ガーザ
カレッジ:アイオワ大
学年:シニア
ポジション:C/PF
主な個人賞:スポーティングニュースナショナルプレーヤーオブザイヤー(2020)/ピート・ニューウェルビッグマンアワード(2020)/コンセンサス1stチームオールアメリカン(2020)/Big Tenプレーヤーオブザイヤー(2020)
スタッツ
ハイライト
カレッジを代表するビッグマン
アイオワ大のビッグマン、ルカ・ガーザ。彼の両親を始め、多くの親戚がバスケットボールで活躍をしてきたバスケットボール一族のサラブレットです。
スタッツや受賞した個人賞を見れば、彼がカレッジを代表するプレーヤーであることは一目瞭然でしょう。
クイックではありませんが、パワーとフットワークに優れ、アウトサイドシュートも得意とする現代的なインサイドプレーヤー。パスの視野も広く、二コラ・ヨキッチの様なタイプへの成長を期待しています。
2020年のNBAドラフトへアーリーエントリーを表明していますが、カレッジに戻る資格もまだ残しており、彼の選択に注目が集まります。
ウィル・リチャードソン
カレッジ:オレゴン大
学年:ジュニア
ポジション:PG
スタッツ
ハイライト
オレゴン大期待の大型ガード
登録身長195.6cmの大型ガード、ウィル・リチャードソン。高校時代は名門のオークヒルアカデミーでプレーし、ジョーダンブランドクラシックにも選出されたエリートプレーヤーです。
3PT成功率46/9%、FT成功率84.8%と高いシュート精度が魅力。プレーの随所から司令塔としてのセンスも感じさせます。
クリス・デュアルテ、ヌファリ・ダンテと今季も注目選手の揃うオレゴン大ですが、絶対的エースのペイトン・プリチャードが抜けた穴を埋めるのはリチャードソンだと期待しています。
チャールズ・バッシ―
カレッジ:ウェスタンケンタッキー大
学年:ジュニア
ポジション:C/PF
主な個人賞:1stチームオールカンファレンスUSA(2019)/カンファレンスUSAディフェンシブプレーヤーオブザイヤー(2019)/カンファレンスUSAフレッシュマンオブザイヤー(2019)
スタッツ
ハイライト
ナイジェリア出身の原石
ナイジェリア出身のビッグマン、チャールズ・バッシ―。ナイジェリアの路上でフライドチキンを売っていた所をスカウトされたというのは有名な話です。
元々はclass of 2019のプレーヤーでしたが、進学を早め、2018年にカレッジ入り。フレッシュマンのシーズンに目覚ましい活躍を見せ、アーリーエントリーも表明しましたが、カレッジ残留を選択。
飛躍が期待された昨季でしたが、脛骨を骨折し僅か10試合でシーズン終了。今季こそ大きなステップアップを見せてほしい選手です。
クイックではありませんが、機動力は高く、フレッシュマンにしてカンファレンスの最優秀ディフェンシブプレーヤーに選出されています。
スキルフルなタイプではありませんが、FT成功率は2シーズン連続で75%を超え、シュート精度はビッグマンとしては高水準。
フレッシュマンでカンファレンスの1stチームに選出されているという点はジャー・モラントやオビ・トッピンとも共通。私的に今季イチオシのプレーヤーです。
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