カリフォルニアの高校バスケで気になる話

アメリカ高校バスケの中でも、最もレベルの高い州の1つとして知られるカリフォルニア州。

数々のNBA選出を輩出しているマターデイハイスクール、レブロン・ジェームスの息子が在籍するシエラキャニオンスクールなど、カリフォルニア州内には数多くの強豪校がひしめいています。

CIF(カリフォルニア州高校連盟)は7月20日付で今季の高校スポーツのスケジュールを発表。シーズンスポーツ制が取られるアメリカですが、新型コロナウイルスの影響を受け、秋シーズン、春シーズン共にスケジュールが例年より大きく後ろ倒しされました。(バスケットボールは春シーズン。詳細はコチラを)

秋シーズンのスケジュールでは、バレーボールやクロスカントリーの州大会最終日が3月末まで、フットボールの州大会最終日が4月17日までとされています。

CIFの発表では、明確なシーズン開始日は明記されていませんが、CIFに所属する地区の一つである、サザンセクションでは、シーズン開幕日が3月12日に定められています。(詳細はコチラ)

進学にも大きな影響が?

カリフォルニア州の高校バスケシーズンの開幕は早くとも3月末以降になる見込みですが、シーズンの開始時期は州によって様々。(詳細はコチラを)

最も開幕が早いとされるアラバマ州は11月5日開幕予定で、大半の州では11月~12月中にシーズンが開始される予定です。

シーズンのスケジュールは高校生プレーヤーの進路にも大きく影響を与えかねません。

ご存じの通り、NCAAディビジョン1のチームは奨学金枠が限られており、ディビジョン1校への進学を狙う選手達はその限られた枠を争います。

カレッジから声が掛かっていたとしても、先に奨学金枠が埋まってしまっては、奨学金を受けての進学は出来ません。

カリフォルニア州のバスケットボールシーズン開幕の後ろ倒しは、ディビジョン1校の奨学金枠当落線上の選手達の進路選択に大きく関わってきそうです。

また、シーズン開幕の後ろ倒しにより、州大会最終日も6月中旬となる見込みです。

6月は本来であれば、AAUシーズン真っ盛り。個のアピールの場であるAAUへの参戦が遅れるとなれば、下級生にとっても影響は小さくないでしょう。

注目プレーヤーのマイキー・ウィリアムスはノースカロライナ州へ


先日、カリフォルニア州内のサンイシドロハイスクールに所属していたclass of 2023の注目プレーヤー、マイキー・ウィリアムスがノースカロライナ州のレイクノーマンクリスチャンスクールへの転校を公表。

彼の転校にカリフォルニア州のバスケットボールシーズン開幕時期が関係しているかは定かではありませんが、転校先のノースカロライナ州は1月上旬にバスケットボールシーズンが開幕する予定です。

新型コロナの影響で情勢が不安定な中、他の州への引っ越し・転校も例年以上にハードルが上がっていると推察されますが、ウィリアムスに続き、カリフォルニア州外に転校する注目プレーヤーが出てくるかもしれません。

既に世界中で様々な影響を生んでいる新型コロナウイルスですが、高校バスケ界でもその影響は小さくなさそうです。

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