2020-2021シーズン:注目の2世プレーヤーまとめ【カレッジ編】

さてっ、もう10月も終わり、カレッジシーズンの開幕も間もなくです。

近年高校やカレッジで顕著な活躍を見せる2世プレーヤー達。今年のドラフトでもグレッグ・アンソニーの息子であるコール・アンソニー、ペース・マニオンの息子であるニコ・マニオンが1巡目指名が予想されます。

今回は今季カレッジでプレーし、元NBAプレーヤーを父に持つ2世プレーヤーのまとめです。

スコッティ・ピッペンJr

父親:スコッティ・ピッペン
カレッジ:バンダービルト大
学年:ソフォモア
主な受賞歴:オールSECフレッシュマンチーム(2020)

ハイライト

※ハイライトは高校時代

NBAのレジェンド、スコッティ・ピッペンの息子、スコッティ・ピッペンJr。

有名プレーヤーがひしめくシエラキャニオンスクール出身で、高校時代から脚光を浴びて来たプレーヤーです。

フレッシュマンの昨季はスターティングPGを務め、平均12.0得点3.6アシスト1.1スティールを記録。強豪カンファレンスであるSECでオールフレッシュマンチームに選出されました。

今年のドラフト1巡目指名候補であるアンソニー・エドワーズ、タイリース・マキシー、アイザック・オコロ等もピッペンと並んでフレッシュマンチームに選出されているという事からも、ピッペンが如何に有望なプレーヤーかが伺えるでしょう。

父とは異なりポイントガードとしてプレーするピッペンの身長は公称で6フィート1インチ(185.4cm)。もし、父と同様にカレッジで大きく身長を伸ばす事になれば、ドラフト1巡目指名も夢ではないでしょう。

ロン・ハーパーJr

父親:ロン・ハーパー
カレッジ:ラトガース大
学年:ジュニア
主な受賞歴:オナラブルメンションオールBig Ten(2020)

ハイライト

※背番号24がハーパー

シカゴブルズとロサンゼルスレイカーズで5度の優勝を経験したロン・ハーパーの息子、ロン・ハーパーJr。

高校時代から注目されてきたプレーヤーではありませんでしたが、フレッシュマンのシーズンから主力の一角として活躍。ソフォモアの昨季は平均12.1得点5.8リバウンドを記録し、強豪カンファレンスであるBig Tenでオナラブルメンション(日本では敢闘賞辺りでしょうか?)に選出されています。

ジュニアとなる今季はNCAA公式によるジュリアス・アービング賞(最優秀スモールフォワード賞)の有力候補15人の1人も選出され、大きな期待を背負います。

攻守両面で高い評価を得ており、NBA入りの可能性も十分。今季注目の2世プレーヤーです。

ジェロン・アーテスト

父親:メッタ・サンディフォート-アーテスト(ロン・アーテスト)
カレッジ:UCアーバイン
学年:ソフォモア

ハイライト

※ハイライトは高校時代

メッタ・サンディフォート-アーテスト(ロン・アーテスト)の息子、ジェロン・アーテスト。彼の母がフィリピン系で、フィリピンで開催されたフィリピン系アメリカ人のオールスターゲームでもプレーしています。(16歳になる前にフィリピンパスポートの取得を検討していましたが、叶わなかったようです。)

NBAで最優秀ディフェンス選手賞を獲得している父同様に、ディフェンスに定評があり、高校時代には所属リーグの最優秀ディフェンス選手賞を獲得してます。

フレッシュマンのシーズンは平均2.8得点0.8アシストに終わりましたが、シーズン全32試合に出場。その内3試合にスターティングメンバーとして出場し、今季の飛躍が期待されます。

知りませんでしたが、彼の父は今年また名前を変更していたんですね...

シャリーフ・オニール

父親:シャキール・オニール
カレッジ:LSU
学年:ソフォモア
主な受賞歴:ジョーダンブランドクラシック(2018)

ハイライト

※ハイライトは高校時代

NBA伝説のセンター、シャキール・オニールの息子、シャリーフ・オニール。

高校時代には高校主要オールスターゲームの1つ、ジョーダンブランドクラシックのメンバーにも選出。学年を代表するプレーヤーの1人として広く名前を知られてきました。

鳴り物入りでUCLAに入学したものの、心臓疾患が見つかり、シーズンを全休。手術を経て見事復帰を果たしましたが、出場時間には恵まれず、父の母校LSUへの転校を選びます。

NCAAの転校規定により、今季のプレーの可否は不透明ですが、最近の傾向を見ていると恐らくプレー出来るかなと。

カレッジでは目立ったプレーが出来ていませんが、父親譲りの運動能力を見ていると期待をせずにはいられません。ウイングのスキルにもセンスを見せ、プレーの強度と経験値が彼の才能に追い付けば、瞬く間に開花する選手でしょう。

期待の2世プレーヤーが多数

上記のプレーヤー以外でも、来年のドラフト指名が有力視されるインディアナ大のトレイス・ジャクソン-デイビス(父はデイル・デイビス)、父がヘッドコーチを務めるメンフィス大でプレーするジェイデン・ハーダウェイ(父はペニー・ハーダウェイ)など、多数の2世プレーヤーがカレッジでプレー。

高校バスケを見ても、ミシガン大ヘッドコーチであるジュワン・ハワードの息子のジェット・ハワード、デュワン・ワグナーの息子であるDJ・ワグナーと、今後の期待が活躍される2世プレーヤー達が。ディケンベ・ムトンボの息子、ライアン・ムトンボも父と同じジョージタウン大に来年入学予定です。

この先も2世プレーヤーの活躍は続きそうです。

コメント

  1. ジャマール・マッシュバーンの息子さんもミネソタ大でプレーするようですね。

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  2. コメントありがとうございます。
    名門ブリュースターアカデミー出資の彼も注目ですね。
    父と異なりガードですが、もし身長が伸びればNBAもありそうですね。

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