class of 2021のジェイデン・ハーディが学年1位奪取に向けて猛チャージ
ESPNランキングでclass of 2021の4位にランクされるSG、ジェイデン・ハーディ。既に高校トップレベルのスコアラーと評されている彼が、学年No1に向けて猛チャージを見せています。
ハーディはAir Nadoのメンバーとして、高校トップレベルのクラブチームを8チーム招待し開催されたトーナメント、GEICO Top Flight Inviteに出場。
Air Nadoはトーナメントの初戦で学年No1プレーヤーのチェット・ホルムグレンを擁するTeam Sizzleをハーディの30得点の活躍で撃破。続くProlific Prep戦では3PT9本を含む46得点を叩き出し、決勝にコマを進めます。
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— Who's Next (@WhosNextHS) October 25, 2020
National Spotlightのタレント力には及ばず
ハーディ擁するAir Nadoは決勝でNational Spotlightと対戦。
National SpotlightはIMGアカデミーのメンバーで構成され、ESPNランキング7位のビッグマンのムーサ・ディアバテ、class of 2022のNo1ガードのジェイデン・ブラッドリーを筆頭に全ポジションに有力選手を揃え、全米トップレベルのチームが招待されたこのトーナメントの中でも頭1つ抜けた存在です。
National Spotlightは序盤からハーディを徹底的にマークしますが、ハーディはコートのどこからでも飄々と高難度のシュートを沈め、Air Nadoが23-11と先行します。
イージーなミスが続き出遅れたNational Spotlightも地力を見せ、ジリジリと追走。Air Nadoも要所でハーディがタフショットを沈め対抗しますが、ディアバテがペイントエリアを支配しNational Spotlightが32-33と逆転し前半を終えます。
ハーディは前半で13得点を記録しますが、タフなディフェンスの影響か、試合が進むに連れ徐々にシュート確率を落とし、Air Nadoは苦しい流れで後半に。
アウトサイドこそハーディとミシガン大コミットのフランキー・コリンズで対抗するAir Nadoですが、サイズと運動能力で勝るNational Spotlightが制空権を支配し、試合の主導権を握ります。
後半に入るとNational Spotlightのディフェンスの前に頼みの綱のハーディが沈黙。
National Spotlightはディアバテやテキサス大コミットのタマール・ベイツのアグレッシブなプレーでリードを広げ、68-59でNational Spotlightが勝利し、トーナメントを制しました。
決勝こそ徹底的なディフェンスでガス欠に終わってしまったハーディですが、トーナメントを通して全米トップレベルのチーム相手に見せたパフォーマンスは圧巻の一言。
爆発力の高いスコアラーとしては昨季のNo1プレーヤー、ジェイレン・グリーンとも通ずる所がありますが、シュートを"ねじ込んでいた"グリーンに対し、ハーディのシュートはリングに"吸い込まれていく"様なスムースを見せます。
グリーン程のドライブからの決定力はありませんが、アウトサイドとミドルレンジシュートのシュート、ステップワークの多彩さという点では、ここ数年で最も完成度の高いスコアラーかもしれません。
学年No1プレーヤーの地位の奪取に向けて、本格的なシーズン開幕前に強烈なアピールとなりました。
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