デューク大のジェイレン・ジョンソンがダブルダブルで鮮烈デビュー
"NBAプレーヤー養成所"として、多くのNBAプレーヤーを輩出しているデューク大。
今シーズン注目のフレッシュマンは、コンボフォワードのジェイレン・ジョンソン。オールラウンダーとしては、オクラホマ州立大のケイド・カニングハムと双璧を成す逸材です。
注目のジョンソンは、シーズン開幕戦の対コッピン州立大戦で19得点19リバウンド5アシスト4ブロックでダブルダブルを記録し、FG成功率も100%という衝撃的な内容。チームもジョンソンの活躍により、81-71で勝利を収めました。
コーチKの指揮の下、開幕戦ダブルダブルを達成したデューク大のフレッシュマンは、ジョンソンで3人目。ジェイ・ウィリアムズ、マービン・バグリーに次ぐ快挙を達成し、鮮烈なデビューを飾りました。
Jalen Johnson looked SPECIAL in his Duke debut 👀
— Overtime (@overtime) November 28, 2020
19 PTS | 19 REB | 5 AST | 4 BLK | 8/8 FG@Jalen_J23 (via @accmbb) pic.twitter.com/1CaBCpjadd
鮮烈デビューも真価はまだまだ
デューク大のフレッシュマン、ジェイレン・ジョンソン。
登録身長6フィート9インチ(205.7cm)のオールラウンドなコンボフォワードで、高校時代から高い評価を受けて来たプレーヤーです。下級生の頃には"ネクストロンゾ"なんて呼ばれた事も。
高校時代のESPNランキングは13位でしたが、その順位はシニアで転校したIMGアカデミーで公式戦に出場しなかった事が要因。(何故プレーしなかったのかは公にされていませんが、シーズン途中から地元のニコレットハイスクールに戻ってプレー)
能力だけを見れば、学年TOP5に入って然るべきなプレーヤーでした。
オクラホマ州立大のカニングハムが大型ガードであるのに対し、カレッジでのジョンソンはウイングでプレーし、よりアスレティックなタイプ。ジョンソンも高校時代にはチームのメインハンドラーだったので、将来的には彼もハンドラーを十分務められるでしょう。
カニングハムの様な巧みな老獪さはありませんが、アスレティックで嗅覚鋭いプレーがジョンソンの魅力です。
開幕戦でも、フェイダウェイジャンパーや反応鋭いリバウンドで、その才能の片鱗を見せてくれました。
とは言え、まだまだミスも多く、この試合で犯した7TOは両チームで最多。パスも得意とするプレーヤーですが、中々に判断は危なっかしく。開幕戦という事もありますが、格下相手にこのミスの多さはいただけません。
カレッジバスケに慣れ、ジョンソンの真価が発揮されるには、まだ時間が必要でしょう。
完成度に不安を残すデューク大
開幕戦で勝利を収めたデューク大ですが、その内容には不安を残します。
サイズや運動能力で劣るコッピン州立大相手に、エキシビジョンの様な軽いプレーでチーム合計22TOとミスを多発。内容は決して良かったとは言えず、能力差で押し切った印象が強いのが本音。
フレッシュマンのDJ・スチュワードがゲームハイの24得点、躍進が期待されるソフォモアのウェンデル・モーアJrとマシュー・ハートがそれぞれ2桁得点を記録し、タレントは十分。
今シーズンは開幕前のエキシビジョンが無かったこともあり、仕上がりが例年よりも遅れていることは否めません。
デューク大は次戦で強豪のミシガン州立大と対戦。デューク大にとって、今シーズン最初のテストとなります。
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