カレッジ2020-2021シーズン:ジュリアス・アービング賞はフレッシュマンに注目
ジェリー・ウェスト賞に続いて、カレッジ最優秀スモールフォワードに贈られるジュリアス・アービング賞に。
カレッジでも層の厚いポジションということもあり、注目リストには実力者の名前がズラリ。本命はゴンザガ大のコーリー・キスパート、フロリダ大のキヨンテ・ジョンソン、バージニア大のサム・ホウザー辺りでしょう。
フレッシュマンではデューク大のジェイレン・ジョンソン、ケンタッキー大(UK)のブランドン・ボストンJr(BJ・ボストン)、スタンフォード大のザイアー・ウィリアムスがリスト入り。
大本命はゴンザガ大のエース、コーリー・キスパート
※背番号24番が気スパート
ゴンザガ大シニアのコーリー・キスパート。
今季もFinal4の有力候補に挙がるゴンザガ大のエースで、昨季もこの賞の最終候補者5名に残った彼は、今季の最有力候補の1人でしょう。
カレッジの上級生らしい正統派のスコアラーで安定したアウトサイドシューター。タレント層の厚いゴンザガ大で昨季は平均13.9得点3PT成功率43.8%FT成功率81%という数字は立派。既にプレーヤーとしては十分に仕上がっています。
今季も期待のポイントガード、ジェイレン・サッグスが加入し、経験を積んだ下級生が育っていますが、カレッジバスケの主役はやはり上級生。
シニアになったキスパートは更に一回り成長した姿を見せてくれることでしょう。
オールラウンダータイプのウイング、ジェイレン・ジョンソン
デューク大フレッシュマンのジェイレン・ジョンソン。オクラホマ州立大のケイド・カニングハムと並んで、今年最も注目のオールラウンダーの1人。
ブランドン・イングラム、ジェイソン・テイタム、RJ・バレット、キャム・レディッシュとドラフト上位指名のウイングを輩出し続けているデューク大にまた新たな逸材が加入しています。
カニングハム程のアウトサイドシュートやディフェンスの完成度はありませんが、アスレティックでリバウンド、アシスト、得点の全てを容易にこなすジョンソンはカレッジの”Mr.トリプルダブル”候補です。
皆様ご存知の通り、デューク大はNBA候補生揃いのエリート校。ソフォモアのウェンデル・ムーアJrも同様にジュリアス・アービング賞の注目選手リストに入り、タレントの渋滞は否めませんが、得点以外でも貢献の出来るジョンソンはその中でも上手く立ち回れるんじゃないかと期待しています。
スムースなスコアラー、BJ・ボストン
デューク大と並んで、近年最も豊富なタレントの獲得に成功しているUK。ヘッドコーチであるジョン・カリパリの門下生は今年のNBAプレーオフでも際立った活躍を見せ、UK出身者への注目は更に高まります。
今季のUKのエースと予想されるのが、ウイングのブランドン・ボストンJr(BJ・ボストン)。カリフォルニアのセレブ校、シエラキャニオンスクールの出身で、レブロン・ジェームズの息子のブロニー・ジェームズともチームメイトでした。
スムースな動きから繰り出されるプレーはブランドン・イングラムにも例えられます。サイズやウイングスパンはイングラム程のスケールは無く、高校時点での完成度はイングラムよりも断然高い事から、私的にはイングラムとジェイソン・テイタムを足して2で割った様なプレーヤーと見ています。(そう表現すると活躍する匂いしかしないですね)
UKにはジェリー・ウェスト賞の注目リストにはいったテレンス・クラークをはじめ注目選手が揃い、デューク大と同じくタレントが渋滞。ボストンの活躍はボールシェアが鍵となりそうです。
タレントが集中し激戦区のアービング賞
上に挙げたプレーヤー以外にもパワフルなプレーが持ち味のフロリダ大のキヨンテ・ジョンソン、バージニア大のサム・ホウザーを始め、ミシガン州立大のアーロン・ヘンリー、ミシガン大のアイザイア・リバース等、強豪校の中心プレーヤーがズラリ。
今シーズン最も過酷な激戦区はアービング賞かもしれません。
2019年には日本人選手の八村塁が受賞したこの賞は今季は誰の手に渡るのでしょうか?
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