忘れちゃいけないジェイレン・グリーン

カレッジバスケのシーズンが開幕し、ケイド・カニングハムやジェイレン・サッグス等、2021年NBAドラフト上位候補のフレッシュマン達の活躍が際立ちます。

そんな中、高校時代に学年No1の評価を受け、カレッジへの進学ではなくGリーグ入りを選択したジェイレン・グリーンの話は、あまり聞こえてきません。

新型コロナの影響もあって、Gリーグ組のメディア露出はカレッジバスケよりも少ないけれど、グリーンはU17ワールドカップで大会MVPも獲得した世代屈指のプレーヤー。

彼の存在を忘れてはいけません。

アスレティックなプレーで高校バスケ界を席巻


カリフォルニア出身のジェイレン・グリーン。2002年2月生まれの18歳は、フィリピン系の母を持ち、フィリピンにも所縁のあるプレーヤーです。

世代別ナショナルチームの常連でUSA代表メンバーとして、U16アメリカ選手権、U17ワールドカップ、U19ワールドカップの3大会に出場し、その全てで優勝を経験。U17ワールドカップでは、チーム首位の15.7得点を記録し、大会MVPにも選出されました。

2019年夏のAAUシーズンは、ラッセル・ウェストブルックのチーム、Why Notでプレー。試合の要所で神がかり的な勝負強さを見せ、Nike主催のリーグ、EYBLのプレーオフでチームを準優勝に導いています。

下級生の頃は、オールコートでのアスレティックなフィニッシャーのイメージが強かったグリーンですが、ハーフコートでも手の付けられないプレーヤーに成長。当たり出すと、どんなタフショットでも沈めてしまう爆発力を誇ります。

絵になるアスレティックなプレーや、その勝負強さから、底知れぬスター性を感じられるのがグリーンの魅力でしょう。

高校最上級生のシーズンには、カリフォルニア州の新興勢力、プロリフィックプレップに移籍。ジョシュ・ジャクソンンや、ゲイリー・トレントJrを輩出したプロリフィックプレップで、粗削りなプレーヤーからオールラウンダーへと進化を遂げ、ESPNランキング1位の座を掴みました。

カレッジをスキップしGリーグへ

学年No1プレーヤーであるジェイレン・グリーンには、当然多くの強豪校からオファーが。

有力な進学先として上がっていたのは、アンフェニー・ハーダウェイがヘッドコーチを務めるメンフィス大、グリーンの友人であるシャリーフ・クーパーも進学を決めていたオーバーン大。ラメロ・ボールやRJ・ハンプトンの様に、オーストラリア/ニュージーランドのNBLに行くのでは?という声も。

しかし、グリーンは大方の予想を覆しGリーグを選択。NBA行きへの王道であるNCAAディビジョン1の強豪校への進学をパスし、世間に大きな衝撃を与えました。

その後、アイザイア・トッド、デイシェン・ニックス、ジョナサン・クミンガと高校トップレベルのプレーヤーがグリーンに続き、Gリーグを選択しています。

プロを相手に堂々と渡り合う


グリーンは、プロフェッショナルパスに進んだ6名と、ベテランプレーヤーで構成されるGリーグイグナイトに所属。イグナイトのヘッドコーチは、NBAでの経験も豊富なブライアン・ショウが務めます。

Gリーグが開幕していない為、その動向は、あまり表に出てきていませんが、1月のシーズン開幕に向けて、着々と準備が進められている模様。

イグナイトは、12月に元Gリーガー達(現所属チームの無いGリーガー)と2試合の練習試合を敢行。グリーンは2試合連続で20得点以上を記録し、プロを相手にしても彼らしい華のあるプレーを披露してくれました。

イグナイトは1月からアトランタ近郊のバブルでGリーグチームと試合を行う予定。先行きは不透明ではありますが、試合が開催されれば、鮮烈な活躍でSNSを賑わせてくれる事でしょう。

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