復活のクエンティン・グライムス

さてさて、有望新入生の中には1年でカレッジを去るプレーヤーも少なくないカレッジバスケですが、全員が全員スムースにカレッジにフィットする訳ではありません。

現在ヒューストン大でジュニア(日本の大3相当)のクエンティン・グライムスもその1人。

U18USA代表としてアメリカ選手権に出場し、大会MVPを受賞。鳴り物入りでカンザス大に入学しますが、期待通りの活躍には及ばず、1年でヒューストン大へと転入したグライムスが、カレッジ3年目にして遂にブレークの兆しを見せています。




切れ味抜群のコンボガード


高校時代はESPNランキングで8位にランクされたクエンティン・グライムス。

マクドナルドオールアメリカンをはじめとする、アメリカ主要オールスター戦3つにも当然の様にされた、学年を代表するコンボガードでした。

2018年のU18アメリカ選手権では、チーム2位の平均14.7得点を記録し、大会MVPを受賞。過去にこの賞を受賞したスタンリー・ジョンソン、マーケル・フルツが共にドラフト上位指名を受けていることからも、グライムスがどれ程のプレーヤーだったかがお分かり頂けるでしょう。

切れ味鋭いドライブからアスレティックなプレーを見せるグライムスは、単に優れたプレーヤーではなく、スター性を感じさせる華のあるプレーヤー。高校卒業後は、NCAAディビジョン1屈指の名門校、カンザス大に入学します。

快調なデビューを見せるも1年でカンザス大を去る

 

デビュー戦となった対ミシガン州立大戦では、ゲームハイの21得点を叩き出し、明るい未来を予感させたグライムスでしたが、中々プレーが安定せず。時にスケール感の大きなプレーを見せるも、好不調の波は激しく、スタッツは平均8.4得点2.5リバウンド2.0アシストに留まりました(強豪校のフレッシュマンとしては十分凄い数字ではあるのですが...)。

シーズン終了後、グライムスは2019年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明。しかし色よい評価は得られなかった様で、彼の地元であるヒューストン大に転校し、カレッジキャリアを継続する道を選びます。

ヒューストン大に転校したグライムスは、シーズン3試合目となる対ライス大戦で32得点を挙げるなど、ポテンシャルの片鱗を垣間見せますが、やはり活躍は安定せず。平均12.1得点を残したものの、NBAドラフト上位候補と評されたカレッジ入学前の期待値には届きませんでした。

カレッジ3年目にして遂に開花の兆し

カレッジでは苦しい時期を過ごしてきたグライムスですが、ヒューストン大で2シーズン目、カレッジ3シーズン目を迎えた今季、遂に開花の兆しを見せています。

開幕から8試合を終え、平均18.5得点7.3リバウンド。8試合中6試合で15得点以上を記録し、パフォーマンスの安定感が各段に向上しています。

彼の魅力であった切れ味抜群のドライブを中心に得点を量産。FG成功率は38.3%と低調ですが、1試合平均5.4本のFTを放ち、88.4%の成功率を残しているのは安心材料でしょう。

現在チームは全米ランキング5位と絶好調。(今朝の試合でシーズン1敗目を喫したので、恐らく次でランキングは落ちてしまいますが)

まだまだシーズンは開幕したばかりですが、復活したグライムスと、彼が牽引するヒューストン大には注目しておいた方が良さそうです。

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