NBAドラフト2021:遂にベールを脱ぐGリーグイグナイト組

今年のドラフトにおける注目トピックの1つが、高卒でGリーグの育成プログラムに飛び込み、Gリーグイグナイトでプレーする"Gリーグ組"の動向でしょう。

新型コロナの影響で出遅れたGリーグ組ですが、2月10日からフロリダのウォルトディズニーワールドで約1カ月に渡ってバブルでの試合が開催される事が決定し、遂にGリーグ組がベールを脱ぐことに。

今回はバブルの開催に先立って、改めてGリーグ組の注目プレーヤーまとめを。



ジェイレン・グリーン

出身:プロリフィックプレップ(カリフォルニア州)
ESPNランキング:1位
生年月日:2002年2月9日
登録身長:6フィート5インチ(約195.6cm)
ポジション:SG
主な受賞歴:FIBA U17ワールドカップ最優秀選手賞(2018)、Sports Illustratedオールアメリカン最優秀選手賞(2020年)

ハイライト

ダイナミックなプレーで魅了するアイドル候補

高校No1プレーヤーのジェイレン・グリーンが、NCAAディビジョン1の強豪校では無く、プロフェッショナルパスを使ってのGリーグ入りを表明した際には、大きな衝撃が走りました。

ESPNランキングでケイド・カニングハム(オクラホマ州立大)、エバン・モーブリー(USC)を押さえて1位にランクされたグリーンは爆発的な得点能力が魅力のスコアラーです。下級生の頃から注目を集め、U16アメリカ選手権、U17・U19ワールドカップの3大会にUSA代表として出場し、その全てで優勝を経験。U17ワールドカップではチームトップの平均15.7得点を記録し、大会MVPにも選出されました。

高校最上級生のシーズンは、ジョッシュ・ジャクソン、ゲイリー・トレントJrを輩出しているカリフォルニアのプロリフィックプレップに加入。爆発的な得点能力はそのままに、アウトサイドシュートやパスセンスを磨き、オールラウンダーへと成長を見せました。

爆発的な跳躍力から繰り出されるダイナミックなプレーと試合終盤でビッグプレーを連発する勝負強さからは、故コービー・ブライアントにも通ずるスター性、アイドル性が垣間見えます。

2月10日に開幕するバブルでも、イグナイトのエースとしてスケールの大きなプレーを見せてくれることでしょう。

ジョナサン・クミンガ

出身:パトリックスクール(ニュージャージー州)
ESPNランキング:4位
生年月日:2002年10月6日
登録身長:6フィート8インチ(約203.2cm)
ポジション:SF

ハイライト

攻守にセンスが光る2wayプレーヤー

コンゴ民主共和国出身のジョナサン・クミンガ。class of 2021で学年No1の評価を受けていたプレーヤーでしたが、高校卒業を1年早めGリーグに参戦しました。

登録身長203.2cmの身長に加え、成熟したフィジカルと優れた運動能力を備え、攻守でオールラウンドに活躍する2wayプレーヤー。今後順調に成長すれば、ボストンセルティックスで活躍するジェイレン・ブラウンを1回り大きくした様なプレーヤーになると予想しています。

高校時代は時にビッグプレーをサラッと決めてしまうセンス抜群のプレーヤーでしたが、安定感には欠けた印象。Gリーグで彼のポテンシャルを安定して発揮出来れば、今年のドラフトで1位指名を受けてもおかしくはありません。

2020年12月の練習試合では、2試合連続で20得点以上を記録し、ジェイレン・グリーンと並び今年のイグナイトの顔となるプレーヤーです。

アイザイア・トッド

出身:ワードオブゴッドクリスチャンアカデミー(ノースカロライナ州)
ESPNランキング:15位
生年月日:2001年10月17日
登録身長:6フィート10インチ(約208.3cm)
ポジション:PF
主な受賞歴:マクドナルドオールアメリカン(2020)、ジョーダンブランドクラシック(2020)

ハイライト

開花が待たれる現代的インサイドプレーヤー

高校時代は下級生の頃からNBA候補としてその名を広く知られ、僕の推しメンでもあるアイザイア・トッド。進学を予定していたミシガン大へのコミットを撤回し、Gリーグの門を叩きました。

インサイドプレーヤーながら高い運動能力と機動力、柔らかいタッチのアウトサイドシュートを備え、プロ向きの現代的プレーヤーとして注目を集めてきましたが、フィジカルコンタクトの強さや安定感に欠け、ブレーク仕切れていません。

フィジカルの強化、ハンドリングやパッシングを含めたスキルのブラッシュアップにより、彼の才能が最大限発揮出来れば、NBAであってもスターとなれるプレーヤーだと信じていますが、ちょっと時間は掛かりそう。

Gリーグバブルでその才能の片りんを見せる事が出来れば、ロッタリー指名の可能性もあるでしょう。

デイシェン・ニックス

出身:トリニティインターナショナルスクール(ネバダ州)
ESPNランキング:21位
生年月日:2002年2月13日
登録身長:6フィート5インチ(約195.6cm)
ポジション:PG
主な受賞歴:マクドナルドオールアメリカン(2020)

ハイライト

強靭なフィジカルを誇る技巧派ガード

UCLAへのコミットを撤回し、Gリーグに参戦したデイシェン・ニックス。今年イグナイトに加入した高卒プレーヤーの中で唯一のポイントガードです。

195.6cmと言われる身長と強靭なフィジカルを誇る大型ガード。視野の広さとパスセンスはオールラウンダー揃いのイグナイトの中でも際立ちます。クイックネスや跳躍力では無く、フィジカルとスキルで勝負する技巧派で、ユタジャズなどで活躍したデロン・ウィリアムスの香りがします。

タレント揃いのイグナイトの中では、得点は期待し難く、ドラフト1巡目指名候補生達を如何に巧みに操るかという点に注目です。

Gリーグイグナイトの試合はESPNで放映予定

Gリーグイグナイトはバブルで15試合をプレーし、その全てがESPN系列で放映される予定です。Gリーグチームの試合にこれ程の注目が集まるのは、イグナイトが複数のドラフト1巡目指名候補を有しているからでしょう。(Gリーグで育成プログラムを立ち上げたNBA・Gリーグ側としては、このプログラムに注目を集め成功させたいでしょうし)

注目が集まる対イグナイト戦は、対戦チームにとっても絶好のアピールの場。若いイグナイトのメンバーの前には、いつも以上に気合の入ったGリーグプレーヤー達が立ち塞がります。

Gリーグプロフェッショナルパスは今季からの試みなので、イグナイトのメンバーがどこまで通用するかは分かりませんが、新しい道を選んだイグナイトのメンバーには成功してほしいなと僕は思います。

Gリーグイグナイトのバブル初戦は2月10日、対サンタクルーズ・ウォリアーズ戦を予定しています。

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