モントバードアカデミー対IMGアカデミー、高校バスケ頂上決戦の行方は?

共にフロリダ州に拠点を構えるモントバードアカデミーとIMGアカデミー。近年多くのNBAプレーヤーを輩出している両校は、高校バスケ屈指のライバル関係にあります。

2019年のGEICOナショナルズ(実質的な全米高校No1決定戦)では、準決勝で対戦しIMGアカデミーが勝利。IMGアカデミーは準決勝に勝利した勢いそのままに、大会制覇まで駆け抜けました。昨シーズンはモントバードアカデミーがIMGアカデミーに対し3戦全勝で終え、GEICOナショナルズでの雪辱を果たしました。

今シーズンも共に全米トップレベルにランクされた両校の対決は、戦前の予想通り接戦となりましたが、モントバードアカデミーが55-51で勝利しています。

NBA候補だらけのスター軍団


さてっ、まず両チームにどれだけの逸材が集まっているか、という事から。

IMGアカデミーのスターティング5は最上級生のclass of 2021でESPNランキング8位にランクされるムーサ・ディアバテ、53位のタマ―ル・ベイツ、class of 2022で8位のジェイデン・ブラッドリー、9位のジャレス・ウォーカー、31位のエリック・デイリーJrと全員がESPNランカー。ベンチからもclass of 2022で36位のジェット・ハワード(ジュワン・ハワードのご子息)が。

モントバードアカデミーも負けておらず、class of 2021で7位のケイレブ・ヒュースタン、23位のラングストン・ラブ、class of 2022で2位のジェイレン・デューレン、6位のダリク・ホワイトヘッドに加え、ESPNランキングではランク外ですが4つ星のライアン・ネンバードの5人がスタメン。ベンチにもclass of 2022で22位のジェイレン・フッド-シフィーノ等ESPNランカーが控える恐ろしい選手層。

両校共にロスターの多くを未来のNBA候補が占める銀河系タレント軍団です。

念の為触れておきますが、class of ~は高校の卒業年を表します。今年のシニア(最上級生)はclass of 2021でフレッシュマン(新入生)はclass of 2024。主力にはclass of 2022のプレーヤーが多く、来季もこの2校は高校バスケ界の中心となるでしょう。

勝負を分けたインサイドのマッチアップ

予想通りの接戦となったこの試合ですが、僕が注目していたのがIMGアカデミーのディアバテ対モントバードアカデミーのデューレンのマッチアップ。

ESPNランキングでTOP10に入る2人は両チームのインサイドの中心。サイズ、運動能力に加え、オールラウンドなスキルも備えるディアバテにデューレンがディフェンスでどこまで対処出来るかが試合のカギとなると予想していたのだけれど、デューレンのディフェンスは想像の遥かに上。デューレンがドライブを止め、シュートをブロックし、ディアバテを完全にシャットアウトし、モントバードアカデミーがスタートダッシュに成功します。

デューレンはディアバテを5得点5リバウンドとほぼ完璧に押さえ込み、自身もディアバテを相手にしてオフェンスで苦戦しましたが、10得点8リバウンド6ブロック。終盤には勝利を決定づけるゴール下を決め、抜群の存在感を見せました。最終的には接戦となったこの試合でしたが、デューレンのディフェンスでモントバードアカデミーが第1クオーターを15-5の2桁リードで終えた事が勝敗を左右しました。

IMGアカデミーではテキサス大コミットのタマ―ル・ベイツが17得点、class of 2022のジャレス・ウォーカーが14得点9リバウンドで奮起し、接戦に持ち込みましたが後一歩及ばす。ジュワン・ハワードの息子であるジェット・ハワードのセンス溢れる多彩なプレーも光りました。

モントバードアカデミーではミシガン大コミットのケイレブ・ヒュースタンが16得点、クレイトン大コミットでゴンザガ大のアンドリュー・ネンバードの弟であるライアン・ネンバードが10得点5リバウンド4アシストで勝利に貢献。特にネンバードは、コート上では身体的に最も平凡なプレーヤーでしたが、アグレッシブ且つクレバーなプレーで流れを引き寄せました。

IMGアカデミーは明日、高校No1ガードのケネディ・チャンドラー擁するサンライズクリスチャンアカデミーと対戦予定。この試合も激戦の予想で、勝利した方がモントバードアカデミーに次ぐ全米2位の座に就く事となるでしょう。

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