class of 2021:今年もバーガーボーイズが出揃ったよ
アメリカ高校バスケ界で最も権威のあるオールスター戦の1つ、マクドナルドオールアメリカン。男女計48名の高校最上級生が選出され、スポンサーがマクドナルドであることから、選出された男子プレーヤー達はバーガーボーイズとも呼ばれる。
今年も例年通り48名の高校トッププレーヤーがマクドナルドオールアメリカンに選出されましたが、新型コロナによる影響で、昨年同様オールスターゲームは開催されません。
進学予定先別で見ると、選出された男子プレーヤー24名の内、ミシガン大進学予定者が3名、デューク大進学予定者とケンタッキー大進学予定者がそれぞれ2名、所属校別で見ると、カンザス州のサンライズクリスチャンアカデミーから2名が選出されている。
また、選出されなかった有力プレーヤーとしてはアリゾナコンパスプレップのタイタイ・ワシントンや、モントバードアカデミーのラングストン・ラブ等の名前が挙がる。
選出された24名の一覧と私的な注目プレーヤーの紹介を。
Welcome to the family 🤝
— McDonald's All American Games (@McDAAG) February 23, 2021
Introducing the McDAAG Class of 2021. #WhereHypeMeetsLegacy pic.twitter.com/WsGMtGKNVv
バーガーボーイズ2021
では早速、今年のバーガーボーイズ一覧から。僕の把握している限りでは、AJ・グリフィンとジャバリ・スミスがそれぞれエイドリアン・グリフィンとジャバリ・スミスのNBA2世プレーヤーかな。
私的な注目プレーヤー5人
では続いて私的な注目プレーヤーを。
推しメンの1人目は大型シューターのパトリック・ボールドJr。NCAAディビジョン1でヘッドコーチを務める父を持つボールドウィンは、正確無比なアウトサイドシュートと献身的なプレー魅力の大型シューター。
ハンドリングやステップワークにも優れ、これだけのスケールの大きなシュータータイプは久々かもしれない。シューターの需要が高い現代バスケでは、どのチームも喉から手が出るほど欲しいプレーヤーでしょう。
推しメン2人目はデューク大進学予定のパオロ・バンチェロ。
高校レベルであれば、ボールハンドラーからインサイドまで全てのポジションを難なくこなすオールラウンダー。巧みなボールハンドリングやシューティングに加え、強靭なフィジカルを誇り、高校レベルでは手が付けられない。
オールラウンド系のPFが揃う今年の最上級生の中でも、現時点での完成度ではバンチェロが頭1つ抜けている印象だ。
続いては高校No1ガードのケネディ・チャンドラー。チャンドラーの加入でサンライズクリスチャンアカデミーは全米上位にランクされ、今季の高校バスケ界の注目校に。
電光石火のクイックネスと勝負強さが売りのポイントガード。昨季から続いた強豪モントバードアカデミーの連勝を止めたのもチャンドラーの活躍によるところが大きかった。
サンライズクリスチャンアカデミーで優秀なチームメイトでプレーする事でゲームメイクやプレーの堅実さも向上。最近は大型ガードが流行りだけれど、高校やカレッジで活躍するガードの主流は今も小さなガード達。チャンドラーもカレッジで小さな巨人として活躍するでしょう。
ジェイデン・ハーディは高校バスケ界屈指の爆発力を誇るスコアラー。
一度波に乗ってしまうとどんな難しいシュートでも容易くリングに沈めてしまう。昨年10月に注目校8校を集めて開催されたGEICOトップフライトインバイトでは、圧巻のスコアリングパフォーマンスで強敵をなぎ倒し、チームを決勝に導いた。
シーズン途中でコロナドハイスクールのチームからは引退しており、進学先も未定。今後の一挙手一投足に注目が集まる。
注目プレーヤーの最後はマイケル・フォスター。
高校生とは思えないパワフルなフィジカルと巧みなアウトサイドシュートが売りのインサイドプレーヤー。アウトサイドシュートの精度やシュートセレクションには難ありだけれど、プレースタイルは現代的でプロ向き。イメージは"よりアスレティックなアントワン・ウォーカー"ですかね。(ちょっと古いけど)
進学先は未定だけれど、プロ行きを予想する声も少なくありません。
残念ながら今年もバーガーボーイズがコート上に集まる事は無いけれど、状況が状況なので仕方ないですね。彼等がそれぞれ次の舞台で活躍してくれる事を願っています。
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