アイザイア・トッドが23得点!Gリーグイグナイトは連敗脱出
Gリーグによる育成プログラムに参加し2021年のドラフト指名を目指すプレーヤーとベテランプレーヤー達で構成されるGリーグイグナイト(以下:イグナイト)。GリーグのチームながらもNBAのどのチームとも提携はありません。
2連敗中のイグナイトは、シーズン7戦目でグリーンズボロスウォームと対戦。イグナイトはアイザイア・トッドが23得点のキャリアハイでチームを牽引。デイシェン・ニックスの13アシストのコントロールも冴えわたり、122対109で快勝。連敗を2で止め、シーズン成績を5勝2敗とした。
トッド、ニックスと同じ育成プログラム組のジョナサン・クミンガとジェイレン・グリーンもそれぞれ18得点、17得点と安定した活躍を見せている。
今回はキャリアハイの活躍を見せたアイザイア・トッドについて。
確かなポテンシャルも中々仕上がらず
インサイドプレーヤーながらスムースなストロークのアウトサイドシュートと高い運動能力に定評があり、現代的なインサイドプレーヤーとして高校時代から高い評価を得てきたアイザイア・トッド。
下級生の頃はESPNランキングで学年TOP3に入るプレーヤーだったが、フィジカルの弱さや安定した活躍が出来なかったことで、最終的なESPNは同学年の中で15位に。
トッドは夢のあるプレーヤーではあるが、この手のタイプがカレッジやプロの強度に適応できず、中々華が開かない傾向にあるのも事実。イグナイトでの初戦では育成プログラム組の同期が2桁得点を記録し順調なデビューを飾る中、僅か2得点と出遅れた。
フィジカルの弱さが懸念されるトッドは"やはりプロレベルでは通用しない"かとも思われたが、2戦目、3戦目と続けて2桁得点を記録。彼に向けられた懐疑的な目が間違っていた事を証明している。
7戦目にしてキャリアハイの23得点
シーズン2戦目以降、思い切りの良いプレーを見せてきたトッド。シーズン7戦目のこの試合でも躊躇なくシュートを放ちます。
技ありの1フットジャンパー、ミスマッチをついたポストアップ、得意の3PTシュートで次々と得点。機動力を駆使し速攻でも楽々と得点し、FG20本でキャリアハイの23得点を叩き出した。アウトサイドに加えて、彼の運動能力の高さが発揮され、少しずつ出来る事が増えているのは良い傾向。
Gリーグでも徐々に自信を付け、プレーに迷いが無くなって来たけれど、シーズン平均でのFG成功率は39.6%。3PT成功率42.9%、FT成功率83.3%と確かなシュート精度を誇るプレーヤーなだけに、シュートセレクションを改善し、FG成功率を向上させる事が次の課題だろう。
また、リバウンドやフィジカルコンタクトの弱さは今も残る課題ですが、武器のアウトサイドシュートと高い機動力に活路を見出し、プロの舞台でも堂々としたプレーを披露しています。
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