ドラ1候補、エバン・モーブリーもゴンザガに屈しシーズン終了へ
USCのフレッシュマン、エバン・モーブリー。PAC-12のPOY(最優秀選手賞)、DPOY(最優秀ディフェンス選手賞)、FOY(最優秀新人賞)の3つを同時受賞し、今年のドラフトでは1位指名候補にも名前が挙がる。
USCはモーブリーと彼の兄であるアイザイア・モーブリーによる強力なインサイドを誇り、NCAAトーナメントでElite8に進出。Final4を賭け、今季カレッジ最強の評価を受けるゴンザガ大に挑んだ。
モーブリー兄弟を擁し、インサイドでは優位に立てると思われたUSCだったが、ゴンザガ大には歯が立たず。85-66で完敗し、モーブリーのカレッジ1年目は幕を閉じた。モーブリーは今年のドラフトへのアーリーエントリーが濃厚と見られている
シーズンを通してオールラウンドな能力を発揮
恐らくカレッジで最後となるであろうゲームを17得点5リバウンド3アシストで終えたエバン・モーブリー。カレッジ最強と呼ばれるゴンザガ大を相手にインサイドで主導権を握ることは出来なかった。
とは言え、シーズン平均16.4得点8.7リバウンド2.4アシスト2.9ブロックで攻守にオールラウンドな活躍を見せた。PAC-12史上初となるPOY、DPOY、FOYの同時受賞は歴史的快挙。メジャーカンファレンスでこの3賞を同時受賞したのは、アンソニー・デイビスとモーブリーだけだ。
7フッターの登録身長に7フィート5インチ(226.1cm)とも呼ばれるウイングスパンに、そのサイズに似つかわしくないオールラウンドなスキルを備えたモーブリーはカレッジでは規格外のプレーヤーだった。ハンドリングやパッシングにも優れ、時にはウイングの様なドライブも見せ、機動力や跳躍力も高い。
カレッジレベルでは非の打ちどころの無いビッグマンだったモーブリーだが、NBAでは彼のスキルがどこまで通用するかは分からない。華奢なフィジカルも懸念され、スターダムを駆け上がる為には継続的な成長が必要不可欠でしょう。
ちょっとプレーが大人しい所も気になっているけれど、見方によれば、まだ一皮も二皮もむける可能性を秘めているとも言える。
需要の高いオールラウンド型のビッグマン
カレッジ1年目を終えたモーブリーは、今年のドラフトにアーリーエントリーをし、カレッジを去ることが濃厚。
オフェンスではハンドリングやパッシングに優れ、ディフェンスでも複数ポジションをカバー出来るモーブリーは攻守に優れる真のオールラウンダーで、ポジションレス化の進む現代バスケとの親和性も高い。ドラフトではTOP3位内で指名を受ける事となるでしょう。
高校、カレッジと飛躍的な成長を見せてきたプレーヤーだけれど、フィジカル面はずっと華奢なまま。登録体重は95kg程度でペイントエリアを主戦場とすることは厳しそう。
NCAAトーナメントでのPAC-12勢が躍進した事で、モーブリーの評価も上がったはず。私的にはカニグハムに次ぐ2位指名を予想しています。
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