高校バスケNo1決定戦の出場チームが決定

全米大会が開催されないアメリカの高校バスケ。そのシーズンで好成績を残したチームを招待し、実質的な全米No1決定戦として開催されているのがGEICOナショナルズだ。

今年もGEICOナショナルズに出場する男子10チーム、女子4チームが決定。モントバードアカデミー、IMGアカデミーといった常連組に加えて、今季の注目校であるアリゾナコンパスプレップも選出された。

GEICOナショナルズ2021

※動画は2019年のGEICOナショナルズ決勝戦

2020年は新型コロナウイルスの蔓延で中止されたGEICOナショナルズが帰ってきました。2019年大会では、当時田中力君が所属していたIMGアカデミーがこの大会で優勝し、ちょっとニュースになった事から、この大会の存在を薄っすら知っているという方もいるかも。

州のルールや、主力選手の体調をケアし出場を辞退するチームもあるけれど、全米大会の無いアメリカ高校バスケでは、このトーナメントが実質的な全米No1決定戦に位置付けられている。

今年の男子出場チームとして下記10チームが選出された。

シード順位チーム
1モントバードアカデミーフロリダ州
2サンライズクリスチャンアカデミーカンザス州
3IMGアカデミーフロリダ州
4アリゾナコンパスプレップスクールアリゾナ州
5ワサッチアカデミーユタ州
6ミルトンハイスクールジョージア州
7プロリフィックプレップカリフォルニア州
8ペースアカデミージョージア州
9オークヒルアカデミーバージニア州
10ラルミエールスクールインディアナ州

今年は大本命が不在で、第1シードのモントバードアカデミーから第4シードのアリゾナコンパスプレップまでの4校の実力が均衡している。

中でも注目は今季27勝1敗の好成績を上げているアリゾナコンパスプレップ。個のネームバリューで言えば他の3チームに劣るが、タフなチームディフェンスとエースであるタイタイ・ワシントンの勝負強いプレーで、第2シードのサンライズクリスチャンアカデミー、第7シードのプロリフィックプレップ、第9シードのオークヒルアカデミーからも勝利を上げている。

シーズンを通じて喫した唯一の敗戦は第1シードのモントバードアカデミーからで、その試合も延長戦にもつれ込んだ。シーズン前の期待を大きく上回るパフォーマンスを見せているアリゾナコンパスプレップはこの大会でも要注意だ。

また上位4校は、アリゾナコンパスプレップのワシントン、モントバードアカデミーのライアン・ネンバード、サンライズクリスチャンアカデミーのケネディ・チャンドラー、IMGアカデミーのジェイデン・ブラッドリーとそれぞれ実力派の司令塔を擁している。各チームのフロアリーダー達の勝負強いプレーにも注目したい。

GEICOナショナルズは現地時間3月31日に開幕予定で、今季の高校バスケNo1チームが決まる決勝戦は4月3日を予定している。

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