推しメンのジェイレン・デューレンが学年最優秀選手賞を受賞

フロリダの強豪モントバードアカデミーでプレーするジェイレン・デューレン。ジュニア(日本の高2相当)のデューレンは、ESPNによる有望高校生ランキングで同学年の2位にランクされる世代屈指のビッグマンだ。

アメリカの高校スポーツに特化したウェブサイトの"MaxPreps"が今季のオールアメリカチームを発表し、デューレンは全体の1stチームに選出されると共に、同学年の最優秀プレーヤーにも選出された。


オールラウンドなスキルを誇る現代型ビッグマン


デラウェア州出身のビッグマン、ジェイレン・デューレン。ニュージャージー州の強豪校であるローマンカトリックハイスクールから転校し、ジュニアの今季からモントバードアカデミーでプレーしている。

優秀なガードやウイングが揃うスターティングラインナップの中で、唯一のインサイドプレーヤーとしてペイントエリアを支配。実質的なアメリカ高校No1決定戦であるGEICOナショナルズでも、チームとしは5度目の大会制覇に貢献した。

登録身長6フィート10インチ(208.3cm)の身長、長いウイングスパン、屈強なフィジカルと正統派ビッグマンの体格に加え、跳躍力や運動能力も抜群。ディフェンスではインサイドプレーヤーからガードやウイングまで軽々と抑え込んでしまう。

フィニッシャーとしては優秀だが、得点パターンはまだ限られる。フィジカル系の見た目とは裏腹にオフェンスではアシストを得意とし、得点力の高いプレーヤーが揃うモントバードアカデミーで、彼のパススキルは最大限に発揮されている。完成されたオフェンシブプレーヤーでは無いが、その多彩なセンスは5回のNBAオールスターに選出されたクリス・ウェバーに例えられる程だ。

2022年に高校を卒業するclass of 2022のデューレンと同学年には、"レブロン・ジェームズ以来最高の高校生"と評されるイマニ・ベイツやU16アメリカ選手権でMVPを受賞したクリス・リビングストン等、実力派のプレーヤーが揃うが、デューレンはその中で学年最優秀選手賞を受賞した。過去にはベン・シモンズ、ジェイソン・テイタム、ザイオン・ウィリアムソン等も同賞を受賞。所属するモントバードアカデミーはオールラウンドプレーヤーの育成に秀でており、来季最上級生となるデューレンには更なる飛躍の期待が掛かる。

指摘にはこのclass of 2022が中心となる2023年を次のNBAドラフトの当たり年と予想しており、デューレンはその中でもドラ1を争うプレーヤーになるはずだ。

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