モントバードの司令塔、ライアン・ネムハードはクレイトン大へ
昨季もGEICOナショナルズを制し、同校史上5度目の全米王者に輝いたフロリダのモントバードアカデミー。
その司令塔としてチームを"ここ一番"という場面でビッグプレーを決め、何度もチームを救ったライアン・ネムハード。彼の兄、アンドリュー・ネムハードもモントバードアカデミーでRJ・バレット等と共にモントバードアカデミーで全米制覇を達成し、現在はゴンザダ大で活躍している。
NBAドラフトが近付いているが、今回は来季のカレッジ注目フレッシュマンを。
2021 four-star Ryan Nembhard has committed to Creighton. pic.twitter.com/YXWQUFxfVi
— Tipton Edits (@TiptonEdits) June 7, 2020
全米制覇の立役者、ライアン・ネムハード
モントバードアカデミーの司令塔、ライアン・ネムハード。世代別カナダ代表候補にも選出されるネムハードだが、スター揃いのモントバードアカデミーの中では決して脚光を浴びてきたプレーヤーでは無かった。
ESPNによる有望高校生ランキングでは学年60位に入るが、ネムハード以外のモントバードアカデミーのスターティングメンバ―4人は、ネムハードよりも上位の評価を得ている。
しかし、コート上でネムハードが果たした役割は決して小さくない。
GEICOナショナルズ準決勝の対アリゾナコンパスプレップ戦ではゲームハイの9アシストに加え、終盤の3PTで2点差の勝利に貢献。決勝でも12得点7アシストでチームを牽引した。
モントバードアカデミー内のチーム表彰で、ネムハードがMVPに選出されている事からも彼が如何にチームで重要なプレーヤーだったかが分かるだろう。
Congratulations to three of our varsity seniors for earning post season awards at our banquet!
— Montverde Academy Basketball (@MVABasketball) May 14, 2021
Eagle (MVP) - Ryan Nembhard
Coaches - Caleb Houstan
Mr. Clutch Award - Langston Love#MVAbasketball pic.twitter.com/XGQFXIcCOI
クリエイティブなプレーが魅力の兄のアンドリューに対し、ライアンはよりアスレティックで身体を張ったタフなプレーが出来るプレーヤー。強気なプレーで何度もモントバードアカデミーの窮地を救って来た。
モントバードアカデミー卒業後は強豪カンファレンスのBig Eastに所属し、昨季もNCAAトーナメントでSweet16に進出したクレイトン大に進学。昨季のエース、マーカス・ゼガロウスキーは今年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明しており、ネムハードはカレッジ1年目から多くの出場時間を獲得する可能性も高い。
身長が並のネムハードは、One and doneで1年でNBA入りをするタイプのプレーヤーでは無く、カレッジで長く活躍する事が予想される。近年のモントバードアカデミー出身者はカレッジの強豪校でも即戦力となるケースが多く、兄のライアンと共に、来季のカレッジで活躍が期待されるプレーヤーの1人だろう。
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