名門モントバードアカデミーのニュースター、ダリク・ホワイトヘッド
フロリダ州の私立校モントバードアカデミー。今年も実質的な全米No1決定戦であるGEICOナショナルズを制した高校バスケ界屈指の名門校だ。
個の育成にも優れ、ディアンジェロ・ラッセル、ベン・シモンズ、RJ・バレットと近年だけでも複数のプレーヤーをドラフト上位指名でNBAに送り込み、今年のドラフトでも卒業生のケイド・カニングハムの1位指名が有力視される。
モントバードアカデミーで次のエースとして期待されるのが、来季最上級生となるclass of 2022のダリク・ホワイトヘッドだ。
I can’t stop watching this 🤯🔥 What should @dariq_whitehead’s move be called?? (via @NJHoopRecruit) pic.twitter.com/aLobUtiR3u
— SLAM HS Hoops (@SLAM_HS) April 30, 2021
起爆剤からチームのエースへ
モントバードアカデミーのダリク・ホワイトヘッド。登録身長6フィート6インチ(198.1cm)のウイングで、爆発的な運動能力を発揮し、下級生の頃からローテーションプレーヤーとして活躍してきた。速攻では野性的なクイックネスと推進力を見せ、好きなNBAプレーヤーがジョン・ウォールというのも納得だろう。
既に高い評価を受けたプレーヤーが全米各地から転入してくるモントバードアカデミーでは、出場時間を獲得する事さえも容易ではない。その環境で下級生の頃からローテーションプレーヤーとして活躍してきた、というだけでもホワイトヘッドがどれ程のプレーヤーかお分かり頂けるだろう。先日更新されたESPNによる有望高校生ランキングでも、学年4位に食い込んだ。
ジュニアとなった昨季はスターティングメンバ―に昇格し、これまで以上にオールラウンドなプレーヤーへと進化。オフェンスだけでなく、ディフェンスでもチーム1のウイングディフェンダーとして存在感を発揮。対戦相手のエースプレーヤーとマッチアップし、数々のスタープレーヤーを抑え込んで来た。
オフェンススキルにも年々磨きが掛かり、昨シーズンはパワフルなドライブだけでなく、3PTシュートも積極的に放っていた。今夏のAAUではTeam Durantでプレーし、チームのエースとして高い決定力で得点を量産している。
進級と共に着実にプレーの穴を埋めてきたホワイトヘッド。最上級生となる来季はモントバードアカデミーでもエースとしての活躍が期待される。現代的なオールラウンダーの育成に定評のあるモントバードアカデミーだが、ホワイトヘッドが同校が輩出した新たなスターとなる事に疑いの余地はないだろう。
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