注目のイマニ・ベイツがミシガン州立大へのコミットを撤回

class of 2022で学年No1の評価を受けるウィング、イマニ・ベイツ。"レブロン・ジェームズ以来最高の高校生プレーヤー"とも評されるベイツがミシガン州立大(MSU)への進学を白紙に戻した。ミシガン州出身のベイツは昨年6月にMSUへのコミットを公表していた。

2022年に高校を卒業予定のベイツだが、2021年に卒業を早めるのではないかという話も聞かれる。近年、有望高校生の卒業後進路は海外プロリーグ行きやGリーグ行きなど多様化しており、ベイツの一挙手一投足にも注目が集まる


卓越したスコアリングスキルを誇る大型ウイング


class of 2022で常に学年No1の評価を受けてきたイマニ・ベイツ。そのプレーはNBAのスーパースターであるケビン・デュラントにも例えられる大型のウイングプレーヤーだ。昨年はソフォモア(日本の高1相当)としては史上初となるGatorade National Player of the Yearも受賞し、下級生にして全米トップレベルのプレーヤーとして認知されている。

昨季は彼の父が創立したイプシプレップアカデミーでプレー。多くの強豪と対戦し、10勝3敗で勝ち越し。最上級生のいないチームとしては立派な成績と言って良いだろう。

しかし、全米屈指の強豪校であるAZコンパスプレップとの対戦では、33-76で大敗を喫している。ベイツ自身も僅か3得点に抑え込まれ、辛酸をなめた。

ハンドリングとシューティングに優れ、既に全米トッププレーヤーの1人とみなされるベイツだが、体付きは華奢で、タフなディフェンスのチームには苦戦を強いられている。カレッジをスキップしてプロに行くという選択肢もあるが、カレッジに進み、段階的にプロに挑戦した方が良さそうだ。

MSUにコミットを表明する前には、同じくミシガン州内の強豪であるミシガン大にも非公式訪問をしていたベイツ。ジュワン・ハワードがヘッドコーチを務めるミシガン大は、昨季もNCAAトーナメントでElite8に進出し、好成績を残した。MSUではなく、ミシガン大に行くというのも良い選択肢の様にも思える。

MSUにコミットをした当時は、高校卒業後直接プロに行くのではという見方もあり、他校からはあまり熱心に勧誘を受けなかったという話もあったが、NBAドラフトのルール改正の進捗も聞こえてこず、今後はベイツのリクルート競争が激化しそうだ。

コメント