NCAAトーナメント制覇の立役者、ベイラー大ジャレッド・バトラー

久々に今年のドラフト候補ネタを。

今年のNCAAトーナメントで同校男子チーム史上初の全米王者に輝いたベイラー大。その立役者となったのがジュニア(3年生)のガード、ジャレッド・バトラーだった。

バトラーはFinal4の2試合で合計39得点11アシストを稼ぎ出し、Final4の最優秀選手賞を受賞している。ゴンザガ大との決勝では22得点7アシストを記録。

NCAAトーナメントの決勝で20得点7アシスト以上を記録したのは、2003年のカーメロ・アンソニー以来だ。

バトラーはまだ2021年のNBAドラフトへのアーリーエントリーを表明していないが、3年間で既に卒業単位を取得済み。今年のドラフトへのアーリーエントリーの可能性は非常に高いだろう。

ちなみに、バトラーは学業でも優秀な様で、学業・競技の両面で優秀なプレーヤーに贈られるBig 12 Men’s Basketball Scholar-Athlete of the Yearも受賞している。



ジャレッド・バトラー

所属:オーバーン大
生年月日:2000年8月25日
ポジション:PG/SG
登録身長:6フィート3インチ(190.5cm)
出身校:リバーサイドアカデミー(ルイジアナ州)
主な受賞歴:NCAA Final Four Most Outstanding Player (2021)/Consensus first-team All-American (2021)

スタッツ

GPMINFG%3P%FT%REBASTBLKSTLPFTOPTS
3030.347.141.678.03.34.80.42.02.42.816.7

ハイライト


ベイラー大男子史上初、全米王者の立役者

今年のNCAAトーナメントで、同校男子チーム史上初となる全米制覇を達成したベイラー大。81-72で勝利したElite 8での対アーカンソー大戦を除き、全ての試合を2桁以上の点差で勝ち切り、圧倒的な強さでNCAAトーナメントを制した。

その立役者となったのがジュニアのガード、ジャレッド・バトラーだった。

切れ味鋭いハンドリングでディフェンスを手玉に取り、正確無比でレンジの広いアウトサイドシュートで対戦相手の息の根を止めた。Final4の2試合ではプレーのレベルを更に一段上げ、Final4の最優秀選手賞受賞も納得の選出だった。

プルアップからでもキャッチ&シュートでも高確率でリングを射抜くシューティングはバトラーの大きな武器。3PT成功率は41.6%と高く、成功率78%のFTも彼のシュート精度の高さを裏打ちしている信頼の置けるシューターだ。

ベイラー大のメインハンドラーを務めたデイビオン・ミッチェル程のクリエイティブなゲームコントロールは出来ないが、巧みなハンドリングを持ち、バスケットボールIQも十分。ピック&ロールからの展開も得意としている。

一芸に秀でたタイプでは無いが、アウトサイドシュート、ゲームメイク、バスケットボールIQを高い次元で揃え、NBAでも重宝されるプレーヤーになるだろう。

NBAレベルでは平凡なサイズとウイングスパン

卓越したシューティングスキル、NBAでもハンドラーをこなせるスキルと知性を持つバトラーだが、NBAレベルでは身長やウイングスパンは平凡と見られ、クイックネスや跳躍力といった運動能力も突出していない。

カンファレンスのディフェンシブチームにも選出され、カレッジレベルでは優れたディフェンシブプレーヤーであるが、NBAではより速く、より強く、より大きなプレーヤーを守る必要があり、適応するまでは骨を折ることが予想される。

そういったプレーヤーとマッチアップする事で、オフェンスにおいてもドライブからのフィニッシュに苦労するだろう。

運動能力は傑出していないが、カレッジの強豪校で3年間ディフェンスを仕込まれているので、ディフェンスに規律のあるチームに行けば、運動能力が大きな問題とはならないはず。

PGとしては決して小さくはないプレーヤーではあるが、大型のメインハンドラーとバックコートを組ませる事で、NBAではより効果的に長所を発揮することが出来るのでは?

時にはシューターとして、時にはハンドラーとして、汎用性の高いプレーの出来るバトラーを大型ハンドラーと組み合わせる事で互いを補完し、相乗効果を生む事が期待出来る。

予想指名順位は1巡目中位~下位

カレッジを代表するガードのジャレッド・バトラー。

アウトサイドシュートに優れ、ゲームメイクやディフェンスにおいてもカレッジでは優秀な水準で、現代的なプレーヤーと言えるだろう。

今の所、1巡目下位辺りでの指名が予想されるが、NCAAトーナメントでの活躍、現代バスケットボールにマッチしたスタイルを考えれば、1巡目中位辺りでの指名を僕は予想している。

今年のドラフト候補生には有望なプレーヤーが多く、1巡目も上位を除いて混戦の模様だが、無難な当たりを狙うのであれば、バトラーは良い指名になりそうだ。

※現地時間5/30、遂にジャレッド・バトラーがNBAドラフトへのアーリーエントリーを表明した。

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