ジェイレン・デューレンがPangos All-American CampでMVPを受賞

全米中から注目の高校生プレーヤーを集めて開催されるPangos All-American Campが今年も開催された。

今年高校の最上級生となるclass of 2022から、今年高校の新入生となるclass of 2025まで、総勢100名以上の有望プレーヤーが召集されたこのキャンプで、モントバードアカデミーのビッグマン、ジェイレン・デューレンがキャンプのMVPを受賞。

2019年に同キャンプで共にMVPを受賞したケイド・カニングハムとエバン・モーブリーは、今年のNBAドラフトで上位指名が予想される。デューレンも2年後の2023年のドラフトでは上位指名候補となるだろう。

キャンプの最終日で開催されたオールスターゲームでは、class of 2023のベイ・フォールとJJ・テイラーがMVPを受賞している。



ジェイレン・デューレンがインサイドを制圧

 
※赤の背番号95番がデューレン

モントバードアカデミーのビッグマン、ジェイレン・デューレン。

全米中から有望プレーヤーが集まったこのキャンプでも、デューレンの様にサイズ、運動能力、パワーの3つ全てを兼備するプレーヤーは稀。ディフェンスでは、ガードからインサイドまで全てのポジションをカバーし、圧倒的存在感を放った。

他の高校生プレーヤーとデューレンを分けるのはそのパワー。高校生では有望プレーヤーと言えど、身体がまだ仕上がっていないプレーヤーが多い。デューレンが下級生の頃から高校バスケで活躍し、U16アメリカ選手権でも大会ベスト5に選出されたのは強靭なフィジカルを備えていたからだ。

今回のキャンプでも子供の中に1人大人が混ざった様な、段違いのプレー強度を見せ、レベルの違いを印象付けた。

オフェンスのスコアリングスキルは発展途上だが、デューレンは数々のドラフト上位指名を輩出しているモントバードアカデミーに所属している事を忘れてはいけない。ディアンジェロ・ラッセルやベン・シモンズ、RJ・バレット、ケイド・カニングハム等を育てた名将ケビン・ボイルの指導の下、オフェンスのプレーの幅を広げている。

このキャンプでも、アウトサイドからのキャッチ&シュートや、1対1からのプルアップジャンパーを見せ、スコアリングの成長を感じさせた。

自ら得点をクリエイトするスキルを伸ばすことが出来れば、攻守共に手の付けられない真のオールラウンダーとなるだろう。

現在、デューレンはESPNの有望高校生ランキングで、イマニ・ベイツに次ぐ学年2位にランクされている。昨季の高校バスケでは所属校を全米制覇に牽引。今夏のAAUシーズンでも目覚ましい活躍を見せており、ESPNランキング1位の座も射程圏内に入ってきている。

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