躍動するオールラウンダー、ジョナサン・クミンガはココがスゴイ!
コンゴ民主共和国出身のコンボフォワード、ジョナサン・クミンガ。高校の卒業を1年早め、そのままGリーグに飛び込んだクミンガはドラフト時点でもまだ18歳。ドラフト候補者の中でも最も若い部類のプレーヤーだ。
18歳にしてプロプレーヤーとしてGリーグでパワフルに躍動。今年のドラフト候補の中でも、将来性の高さでは1.2を争う逸材だろう。
その高いポテンシャル、Gリーグでの活躍から、ドラフトでは上位5位以内の指名が予想される。
Top-five prospect Jonathan Kuminga announced Wednesday night that he's bypassing college and joining the G League professional path select program.
— SportsCenter (@SportsCenter) July 16, 2020
He's the fifth ESPN 100 prospect in the 2020 class to choose the G League over college. pic.twitter.com/YhoyrxctRn
プロフィール:ジョナサン・クミンガ
所属:Gリーグイグナイト
ポジション:SF/PF
生年月日:2002年2月9日
出身:パトリックスクール(ニュージャージー州)
主な受賞歴:MaxPreps National Sophomore of the Year(2019)
スタッツ
身体測定結果
ハイライト
完成度の高いオールラウンダー
クミンガを"粗削り"と評する声は少なくない。
確かに、クミンガのアウトサイドシュートは安定感に欠け、プレーのセレクションには疑問符が付き、ディフェンスでも経験を積む必要がある。
しかし、クミンガのプレーを語る時、クミンガが本来であれば高校でプレーしているはずの年齢のプレーヤーである事、それがカレッジすらスキップしプロでプレーした事を忘れてはいけない。
若干18歳のクミンガが、Gリーグの中で15.8得点7.2リバウンド2.7アシスト1.0スティール0.8ブロックとオールラウンドに躍動した事は驚嘆に値する。18歳という年齢で見れば、圧倒的な完成度を誇るオールラウンダーと言えるだろう。
随所に光るバスケセンス
運動能力に頼るだけでなく、端々からバスケセンス溢れるプレーを見せたクミンガ。彼のプレーで異才を放つのがパスセンスとドライブだろう。
視野の広さに優れるクミンガはディフェンスが寄ると、的確なパスをチームメイトに供給。単に周りが見えてパスが出せるだけでなく、より効果的なパスにする為にパスのテンポに変化を付ける事が出来るのがクミンガのセンスだろう。
ドライブにおいてもクイックネスとパワー任せの直線的なドライブだけなく、緩急、左右方向転換に優れ、ディフェンスに的を絞らせない。
このドライブとパスセンスのコンビネーションが、オフェンスにおいてクミンガを特別なプレーヤーとしている。
エリートレベルの運動能力とフィジカル
ウイングとして高水準のサイズ、高い運動能力、屈強なフィジカルを兼ね備えるクミンガ。この3つを高次元で揃える18歳は中々いない。
若く運動能力の高いプレーヤーでは、フィジカルコンタクトを苦手としていることは有りがちだが、クミンガはパワーにも優れ、ポストプレーでも存在感を放った。NBAに飛び込んでも、フィジカルが問題となる事はないだろう。
上記の身体測定結果も17歳当時の数字であり、現在は更に数字を伸ばしている可能性も十分にある。
NBAでもエリートレベルの身体的資質を備えたプレーヤーである事に疑いの余地はない。
将来性抜群のオールスター候補
オールラウンドなプレースタイルと高い身体的資質を併せ持つクミンガは、攻守両面で貢献する2wayプレーヤーとしての高いポテンシャルを誇る、未来のオールスター候補。
ボストンセルティックスで活躍するジェイレン・ブラウンにも似ているかもしれない。
ドラフトでも18歳のクミンガには、NBAでの明るい将来が期待される。
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