FIBA-U19:カナダを退けたUSAがフランスとの決勝へ
2021年7月3日にラトビアで開幕したFIBA U19 Basketball World Cup 2021。
連覇の期待が掛かるUSA代表は、他チームを寄せ付けぬ圧倒的な強さで準決勝に進出。カナダ代表と対戦した。
主力の多くが、アメリカの強豪高校やカレッジでプレーするカナダ代表は、USAに劣らないタレントを擁するスター軍団だ。
第4クオーター途中でカナダ代表が3点差に迫り、USAにとっては今大会で最も競った展開となったが、USA代表がそこから地力を見せ、残り4分半ばでこの試合最大のリードとなる20点差を付け、勝負あり。
粘るカナダ代表を振り切り、92-86で勝利を収めたUSAは、決勝でフランス代表と対戦する。
カナダ代表では、ミシガン大のケイレブ・ヒュースタンがゲームハイの23得点、クレイトン大のライアン・ネムハードが18得点8リバウンド6アシストと気を吐いたが、USAのディフェンスの前にシュート成功率を上げる事が出来ず、勝利には届かなかった。
#FIBAU19 FINALS BOUND‼️
— USABJNT (@usabjnt) July 10, 2021
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前評判通りの活躍をみせるチャット・ホルムグレン
NBA候補生で構成されるUSA代表メンバーにあって、来年のドラフト上位候補と目されるゴンザガ大のチャット・ホルムグレン。
この試合でも12得点8リバウンド6ブロックを記録し、攻守に活躍を見せた。
今大会5試合を終え、平均12.2得点6.8リバウンド3.0アシスト3.2ブロックを記録し、ドラフト上位候補の評価に違わぬプレーでチームを牽引している。
多彩なオフェンスと、機動力を駆使したディフェンスで猛威を振るい、ユニコーンっぷりを遺憾なく発揮。
フィジカルコンタクトの弱さは懸念どおりだったが、高精度のアウトサイドシュートや、長いストライドから繰り出されるドライブ、視野の広いアシストで期待以上の活躍を見せている。
決勝では、フランスのユニコーンタイプタイプ、ビクター・ウェンバヤマとのマッチアップに注目が集まる。
いぶし銀の活躍を見せるガード陣
USA代表の花がホルムグレンであれば、チームの幹としてUSA代表を支えるのはマイク・マイルズ、アダム・ミラー、ケネディ・チャンドラーのガード陣。
サイズこそ大きくないが、ボールマンにプレッシャーを掛け続けるタフなディフェンス、堅実且つスキルフルなスコアリングで要所でビッグプレーを見せている。
カナダ代表でも、小さなガードのネムハードが強気なプレーでチームをリードしていたが、USAにはマイルズ、ミラー、チャンドラーと3枚も頼もしいガードが。
質、量共に今大会でUSAに並ぶガードを揃えるチームは他におらず、一発勝負のトーナメントでは大きなアドバンテージ。
バスケ王国を支えるいぶし銀のガード達のプレーが今大会も際立っている。
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