NBAドラフト2021:気になったピック【2巡目後半】

前回の2巡目前半に続いて、2巡目後半の気になったピックを。

改めて見返しても、2巡目の後半でこれだけのタレントが取れるのだから、やっぱり今年のドラフトの充実度はずば抜けているなと。

どの子が当たり、ハズレという話では無く、あくまで僕の気になったピックという話なのでご了承を。



シャリーフ・クーパーはホークスへ



オーバーン大のシャリーフ・クーパーは、2巡目48位指名を受け、アトランタホークスへ。

NCAAによる出場許可が下りず、シーズン開幕に出遅れ、故障もあった為、オーバーン大での出場試合数は12試合に限られたが、平均20.2得点8.1アシストを記録し、大きなインパクトを残した。

高校時代には、ジュニア(日本の高2相当)のシーズンに、アイザック・オコロと共に所属校のマッキーチャンハイスクールをシーズン無敗に牽引。

個人としてもUSA Today誌選出の全米最優秀選手賞も受賞した逸材だ。

電光石火のクイックネスでディフェンスを振り切り、クリエイティブなパスをチームメイトに供給するファンタジスタで、能力の高いホークスのプレーヤーとマッチするだろう。


ルカ・ガーザはピストンズへ



アイオワ大のビッグマン、ルカ・ガーザは2巡目52位指名を受け、デトロイトピストンズへ。

運動能力や機動力に欠け、ドラフトでの評価は高くないが、パワフルなポストプレーと正確無比なアウトサイドシュートでカレッジを支配。

平均24.1得点8.7リバウンド3PT成功率44%を記録し、カレッジ最優秀選手賞を総なめにした。

カレッジでの実績は申し分なく、アウトサイドシュートも高精度。ドラフトコンバインでの体力測定の結果は低調だったが、キッチリ減量をし、体調を整えてきた事は評価すべきだろう。

インサイドでのスコアリングも得意とするケイド・カニングハムとの相性も良いかもしれない。

チャールズ・バッシ―は76ersへ



ウェスタンケンタッキー大のチャールズ・バッシ―は2巡目53位指名を受け、フィラデルフィア76ersへ。

ナイジェリア出身のバッシーは、路上でフライドチキンを売っている所をスカウトされ、バスケを始めたというのはお馴染みのエピソード。

長いウイングスパンと機動力を武器に、昨シーズンは平均11.6リバウンド3.1ブロックを記録。

カレッジでのキャリア通算FT成功率は76.8%で、シューティングタッチも悪くない。

学年変更をし、カレッジへの入学を1年早めたプレーヤーで、3シーズンカレッジに在籍するも、現時点ではまだ20歳と、同学年の中では比較的若いプレーヤーでもある。

スタータイプのプレーヤーではない気がしているが、息の長い活躍を期待したい。

スコッティ・ルイスはホーネッツへ



フロリダ大のスコッティ・ルイスは2巡目56位でシャーロットホーネッツへ。

高校時代には、ESPNによる高校生ランキングで学年TOP10にランクされた逸材だが、カレッジでは中々安定したプレーを見せる事は出来なかった。

とは言え、人間とは思えない様な運動能力を誇り、高校時代には100mを10.6秒で走り、走高跳では199.4cmを跳んだと言われている。

ウイングのディフェンシブプレーヤーとしてのポテンシャルは今ドラフトでも屈指の逸材だろう。

オフェンススキルの全般をブラッシュアップする必要はあるが、ウイングのディフェンス、コーナーでのキャッチ&シュートに限れば、NBAでも通用すると期待している。

コメント