class of 2023不動の1位、DJ・ワグナーを知っているだろうか?

レブロン・ジェームスの息子であるブロニー・ジェームスや、マイキー・ウィリアムスのいる学年、class of 2023。

class of 2023で、フレッシュマンの頃から不動の1位評価を得ているプレーヤーがご存じだろうか?

そのプレーヤーはDJ・ワグナー。実力派のコンボガードとして、この学年では他の追随を許さない評価を確立している。


デュワン・ワグナーJr(DJ・ワグナー)

所属:カムデンハイスクール(ニュージャージー州)
生年月日:2005年5月4日
ポジション:PG/SG
身長:6フィート2インチ(188cm)

ハイライト


完成度の高いコンボガード

DJ・ワグナーは取り立てて大きい訳でも無く、迫力満点のダンクを叩き込む様なプレーヤーでも無い。

しかし、切れ味鋭いドライブに高精度のアウトサイドシュートを備え、ステップやフィニッシュのパターンも多彩。ワグナーの様に、トップスピードのドライブから、的確なフィニッシュを選択できる高校生は中々いない。

他の有望高校生と比較しても、プレーに派手さは無いが、1つ1つのスキルの質がずば抜けて高く、その得点力の高さは、既に高校トップレベルにある。

それでいて、ワガママなプレーや、無謀なプレーの無い堅実なチームプレーヤーで、高校生とは思えない程の大人びたプレーを見せる。

ディフェンスに手を抜く事も無く、下級生の頃から強豪校のカムデンハイスクールでエースの一角を担ってきた。

フレッシュマンのシーズンには、今年のドラフトで3位指名を受けたエバン・モーブリー擁するランチョクリスチャンハイスクールとの対戦し、ワグナーは17得点を上げ、チームの勝利に貢献。

昨季はチームのエースとして、13勝0敗のシーズン無敗に導いた。

3代続けてのNBA入りも射程圏内に

既に名前からお気付きの方も多いかもしれないが、ワグナーの父はデュワン・ワグナー。

高校時代には1試合100得点ゲームを達成した伝説的なプレーヤーで、2002年にドラフト1巡目6位指名を受け、クリーブランドキャバリアーズに入団。怪我に悩まされ、長くは続かなかったプロキャリアではあったが、レブロン・ジェームズともチームメイトとしてプレーした。

また、祖父のミルト・ワグナーもルイビル大を経て、1986年のドラフトで2巡目35位指名を受けたプレーヤー。

海外のプロチームでもプレーした後、オーバーン大等でコーチングスタッフも務めた。

DJ・ワグナーがNBA入りを果たせば、祖父、父と3代続いてのNBA入り。

そして、学年1位の評価を受けるワグナーは史上初となるであろう偉業を射程圏内に捉えている。

進学先はケンタッキー大が濃厚?

父のデュワンは、メンフィス大を経てNBAに入ったが、メンフィス大でデュワンを指導したのは、現在ケンタッキー大でHCを務めるジョン・カリパリ。

毎年学年屈指の有力プレーヤーをリクルートしているケンタッキー大のターゲットには、勿論、DJも入っているだろう。

また、DJの異母兄弟であるカリーム・ワトキンスが2020年にケンタッキー大入りし、ワグナー家とケンタッキー大のコネクションは強い。

現時点では、ケンタッキー大がDJの進学先最有力候補と見られている。

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