今季もGリーグイグナイトには逸材が揃う

今年のドラフトでは、ジェイレン・グリーン、ジョナサン・クミンガと2人の上位指名を輩出したGリーグイグナイト。(イグナイト)

イグナイトは昨季新設されたチームで、Gリーグのチームながら、どのNBAチームとも提携は無く、Gリーグによる若手育成プログラムである、プロフェッショナルパスウェイプログラムに進んだ若手プレーヤーを中心に構成されている。

今季も

  • ジェイデン・ハーディ
  • マイケル・フォスター
  • スクート・ヘンダーソン
  • マージョン・ブーチャンプ
  • ダイソン・ダニエルズ
  • ファンボ・ゼン

と6人もの有望プレーヤーが育成プログラムでイグナイトに。ダニエルズはオーストラリア出身で、ゼンが中国出身と育成プログラムに進んだのは米国出身プレーヤーだけではない。

また、まだ17歳のヘンダーソンは初の2年契約パターンで2023年のNBAドラフト指名を目指す。

今年のドラフト同様、来年のドラフトでもイグナイト出身プレーヤーが注目を集めそうだ。

今回は、この6人の中から私的な注目プレーヤーである、ジェイデン・ハーディとマイケル・フォスターについて。


プロフィール:ジェイデン・ハーディ

生年月日:2002年7月5日
出身:コロナドハイスクール(ネバダ州)
ポジション:SG
登録身長:6フィート4インチ(193cm)
主な受賞歴:McDonald's All-American (2021)/Jordan Brand Classic (2021)/Nike Hoop Summit (2021)

ハイライト


世代No1スコアラー、ジェイデン・ハーディ

今季のGリーグイグナイトの目玉プレーヤーであるジェイデン・ハーディ。

昨シーズンは高校トップレベルのチームが集まったGEICO Top Flight Inviteで3試合平均31.3得点を叩き出し、チームを決勝まで導いた。

アウトサイドからのスコアリングは折り紙付きで、精度、バリエーション共に高校生とは思えない程に充実し、一度波に乗れば、どんなタフなシュートでもいとも容易く沈めてしまう。

爆発力の高さは、昨季Gリーグイグナイトで活躍したジェイレン・グリーンを思い出させるが、一見すると無茶なシュートセレクションはキャメロン・トーマスっぽさもあるかな。

身体能力に頼らないスコアリングスキルや、1対1の駆け引きの巧みさはプロでも通用するだろう。

今季のハーディが、昨季のグリーン以上のスタッツを記録したとしても驚きは無い。

プロフィール:マイケル・フォスター

生年月日:2003年1月16日
出身:ヒルクレストプレップ(アリゾナ州)
ポジション:PF
登録身長:6フィート9インチ(205.7cm)
主な受賞歴:McDonald's All-American (2021)/Jordan Brand Classic (2021)

ハイライト


アウトサイドスキルを備える現代的モンスター

屈強なフィジカルと爆発的な身体能力を備えるモンスター、マイケル・フォスター。

絶対的なフィジカルを誇りながら、アウトサイドシュートやハンドリングに優れる現代的なインサイドプレーヤーだ。

その多彩なスキル故、プレーのセレクションには難があるが、高校生レベルでは手の付け様のないプレーヤーだった。

とは言え、ウイングスパンはそれほど長くは無い様で、NBAレベルではサイズは並だろう。

得意のアウトサイドも精度を欠けば、ただの迷惑なプレーヤー。

彼の様なタイプだけれど、育成が中々難しいタイプでもあるだろう。

持てるスキルと身体能力の使い方の最適解を見つけ、内外共に効果的なオフェンスの出来るプレーヤーに成長する事が出来れば、一躍ドラフト上位指名候補となるはずだ。

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