デューク大がゴンザガ大に3年前の雪辱を果たす
現地時間11月26日、APランキング1位のゴンザガ大と同5位のデューク大が対戦。
この2校と言えば、2018年マウイインビテーショナル決勝での熱戦が記憶に新しい。
ザイオン・ウィリアムソンやRJ・バレット等を擁したデューク大に対し、八村塁を擁したゴンザガ大が89-87で勝利し、八村自身が全米トッププレーヤーである事を示した。
今回の対戦も下馬評通り、前半から一進一退の激戦に。
後半ファールトラブルに苦しんだゴンザガ大に対し、デューク大がウェンデル・ムーアJrの活躍やジェレミー・ローチの値千金のドライブで84-81で勝利。3年前の雪辱を果たした。
ゴンザガ大のレギュラーシーズン連勝記録も36で途絶えた。
DOWN GO THE ZAGS 😱
— ESPN (@espn) November 27, 2021
Paolo Banchero and No. 5 @DukeMBB snap No. 1 Gonzaga's 36-game regular season win streak‼️ pic.twitter.com/2JQVfOHxna
ウェンデル・ムーアJr等の活躍でデューク大が金星を
前半を終えてリードを奪ったのはデューク大。
フレッシュマンのパオロ・バンケロが前半だけで20得点と爆発し、ゴンザガ大に対し45-42と3点リードで前半を終えた。
リードを奪われたゴンザガ大だったが、インサイド陣のファールトラブル、低調なアウトサイドと決して良いとは言えない内容にも関わらず、3点差と射程圏内で終え、後半に希望を残していた。
後半に入り、ゴンザガ大が逆転をするも点差は広がらず。一進一退の攻防が続く。
試合時間残り4分39秒でデューク大のエース、ウェンデル・ムーアJrがゴンザガ大のインバウンズパスをスティール。そのままドライブに持ち込むと2スローを獲得。そのフリースローを冷静に2本沈め、75-73と終盤に貴重なリードを奪った。
デューク大はそのリードを最後まで維持し、84-81でAPランキング1位のゴンザガ大相手に金星を上げた。
デューク大のムーアは20得点6リバウンド6アシスト4スティールと八面六臂の活躍でデューク大を勝利に牽引。ビッグマンのマーク・ウィリアムスもペイントエリアで圧倒的な存在感を見せ、17得点9リバウンド5ブロックを記録した。
敗れたゴンザガ大ではジュリアン・ストラウザーが20得点10リバウンド、エースのドリュー・ティミーが17得点を記録するも、チーム全体で17TOとミスが目立ち、接戦を落とした。
ドラ1候補対決の行方は?
この試合のもう1つの注目は、来年のNBAドラフト1位指名有力候補である、ゴンザガ大チェット・ホルムグレンとデューク大パオロ・バンケロの直接対決。
バンケロは前半だけで20得点を叩き出し、大きなインパクトを残したが、後半は脚が攣った事もあり、21得点5リバウンドで試合を終えた。
一方のホルムグレンは16得点7リバウンド3ブロックを記録。シルキースムースなフェイダウェイジャンパーや、3ブロックを記録したディフェンスで存在感を示した。
この試合だけを見れば、華奢なホルムグレン相手にドライブからバスケットカウントを奪ったバンケロに軍配が上がった様にも見えるが、ホルムグレンのサイズやプレーのスケール感はバンケロには無い魅力。
一方、バンケロもハンドリング、シューティングに優れ、フェイスアップからのミッドレンジジャンパーを始め多彩な得点パターンを有するプロ向きなタイプ。
どちらもポジションレスなスキルセットを売りとしているが、ポテンシャルのホルムグレンと完成度のバンケロでどちらが上とはまだまだ言えない。(私的には何にも代え難いサイズを有するホルムグレンの方が好みですが...)
共にドラフト1位指名候補の評価に恥じないパフォーマンスを見せたホルムグレンとバンケロの今後の活躍を楽しみにしたい。
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