小さな巨人、ケネディ・チャンドラーはカレッジでも輝く

テネシー大のフレッシュマンガード、ケネディ・チャンドラー。

高校時代には、所属校のサンライズクリスチャンアカデミーを全米屈指の強豪が集まるGEICO Nationalsの決勝に導いた小さな巨人がカレッジ公式戦デビューを果たした。

チャンドラー擁するテネシー大は、シーズン開幕戦でテネシー大マーティン校と対戦。

チャンドラーは僅か22分の出場で20得点を上げ、90-62の勝利に貢献。カレッジでも絶大な存在感を示した。


フレッシュマンとは思えない落ち着きで難なく20得点


20得点4アシストを記録し、3PTは4/4と完璧と言っても良いデビューを飾ったケネディ・チャンドラー。

一見眠そうで力の抜けたルックスをしたプレーヤーだが、コート上では常に自信に満ち溢れ、そのプレーにはフレッシュマンとは思えない程の落ち着きが。

上体の起き上がったキリっとした姿勢から繰り出されるプレーは、コート上の誰よりも絵になっていた。

1人だけ早送りの様なクイックネスを持ち味とするプレーヤーだが、この日はスピードを押し出したプレーでは無く、緩急を使い分けた余裕釈尺なプレーを披露。

とは言え、周囲のプレーヤーと比較するとスピードは際立ち、高速の中での冷静沈着な判断力は異常な程に高かった。

同期のフレッシュマンでは、ゴンザガ大のチャット・ホルムグレンやデューク大のパオロ・バンケロがデビュー戦で大きなインパクトを残し、早くも来年のドラフト上位指名の声が聞かれるが、プレーの"質"という点ではチャンドラーも負けてはいない。

文句の付け様がないデビューを果たしたチャンドラーだが、まだまだその実力の一端しか見せてはいないだろう。

シーズン終了後には、チャンドラーが今ドラフトのNo1ガードとして、ドラフト上位指名候補に名を連ねていたとしても驚きはない。

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