ベイツ&ドゥーレンの活躍でメンフィス大が白星発進
元NBAのスタープレーヤー、"ペニー"ことアンフェニー・ハーダウェイがヘッドコーチを務めるメンフィス大。
スター高校生であるイマニ・ベイツとジェイレン・ドゥーレンの2人が入学し、今季最も注目を集めるチームの1つだ。
メンフィス大は今季の開幕戦でテネシーテック大と対戦。期待の新入生であるベイツとドゥーレンの前評判通りの活躍で、メンフィス大が89-65で勝利。開幕戦を白星で飾った。
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— Memphis Basketball (@Memphis_MBB) November 10, 2021
ベイツ&ドゥーレンがスターのポテンシャルを示す
今季カレッジで最も話題を呼んでいるデュオであろう、メンフィス大のイマニ・ベイツとジェイレン・ドゥーレン。
期待のフレッシュマン2人が開幕戦から下馬評通りのスター性を示してくれた。
ベイツは洗練されたスコアリングスキルからゲームハイの17得点を記録。
高精度のアウトサイドシュート、切れ味の良いハンドリング、巧みなステップワークはカレッジでも際立ち、彼の強気なセレクションはスキルに裏打ちされている。
カレッジではPGへの挑戦も報じられたベイツは、この試合でも時にはハンドラーを務め、チームハイタイの4アシストを記録。
しかしながら、まだゲームコントロールには危なっかしい場面も見られ、メインハンドラーとして独り立ちするには、経験が必要だろう。
ビッグマンのドゥーレンは15得点6リバウンド5ブロックでインサイドを支配。
圧倒的な高さ、強さ、速さで残したインパクトは数字以上。
特にディフェンスでの存在感は圧倒的で、守護神としてペイントエリアを制圧していた。
自身で得点をクリエイトする能力はこれから磨いていく必要があるが、フィニッシャーとしては既にカレッジトップレベルだろう。
学年変更で進学を1年早めた2人は共にまだ17歳と若く、伸びしろは計り知れない。
既に支配的なプレーヤーであるが、シーズンを通した成長も楽しみにしたい。
※ちなみに2003年11月生まれのドゥーレンは2022年のNBAドラフトにエントリー可、2004年1月生まれのベイツがエントリー可となるのは2023年。
フレッシュマンの活躍の陰に光る上級生の存在
脚光を浴びるのはスターフレッシュマンの2人だが、若干17歳の2人には粗削りな面も少なくない。
この試合でもスターフレッシュマン2人のお膳立てをし、タフなプレーでチームを牽引する上級生、アレックス・ロマックスやレスター・キノネスのプレーが光っていた。
シニアガードのロマックスは得点こそ0だが激しいディフェンスでチームをリードし、18分の出場で2スティール。ルーズボールにもダイブし、数字に残らないプレーでもチームを鼓舞した。
キノネスはオールラウンドなプレーで15得点7リバウンド2スティールを記録。
3PTも3/6と高確率で沈め、攻守でチームのバランスを取っていた。
NBAドラフトで上位指名を受けるのはフレッシュマンが主体だが、カレッジバスケでチームを勝利に導くのは上級生達の献身的なプレー。
今季のメンフィス大の成功には、ロマックスやキノネス等、チームの根幹となる上級生の活躍が不可欠だろう。
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