新生ノースカロライナ大がエキシビジョンで快勝

カレッジバスケットボール屈指の名門校、ノースカロライナ大(UNC)。

2003年から指揮を執り、UNCを3度の全米王者に導いた名将、ロイ・ウィリアムズが勇退し、今季からはヒューバート・デイビスがHCに就任した。

デイビスは10年以上のNBAキャリアを誇り、キャリア通算3PT成功率は44.1%を誇るシューター。2012年からはUNCのアシスタントコーチを務めてきた。

デイビス率いる新生UNCはエキシビジョンでエリザベスシティステート大と対戦。

UNCらしい速い展開の中で3PTも良く決まり、83-55でデイビスの初陣を飾った。


転入生、ドーソン・ガルシアがチームハイの17得点


この日のUNCのスコアリングリーダーとなったのはマーケット大からの転校生、ドーソン・ガルシア。

2019年には3x3のU18ワールドカップで世界制覇も達成したインサイドプレーヤーで、昨季はBig East All-Freshman Teamにも選出された注目株。

インサイドプレーヤーながらアウトサイドシュートを得意とし、2本の3PTを含む17得点を記録した。

同じく転校生であり、オクラホマ大で活躍したブレイディ・マニックも柔らかなシューティングタッチから2本の3PTを沈め、16得点を叩き出した。

これまでのUNCのインサイドはペイントエリアを主戦場とするトラジショナルなタイプが主流だったが、今季はシューティング系のインサイドが充実し、シューターとして活躍したデイビスHCの下、"どこからでも3PTが打てる"というのが今季のUNCの1つのカラーとなるだろう。

転校生の活躍が目立ったが、チームの"幹"となっているのは昨季UNCで苦しいシーズンを過ごしたプレーヤー達。

ソフォモアガードのケイレブ・ラブとRJ・デイビスがボールをプッシュし速い展開を演出。インサイドではアルマンド・ベイコットが身体を張り、16得点7リバウンドでチームを支え、ベンチからはシニアのリーキー・ブラックが多彩で堅実なプレーでチームに安定感をもたらした。

中でも僕の推しは、ガードのラブ。切れ味鋭いドライブに加え、課題とされたアウトサイドが安定すれば、カレッジでもトップレベルのガードに成長するはず。

今季のUNCもこれまで通りにアップテンポなオフェンスを展開するチーム。定評のあるリバウンドの強さも変わらず、シーズンのカギはこの日39.1%(9/23)の高確率で決まった3PTになりそうだ。

昨季はシーズン成績18勝11敗と思うような結果を残す事の出来なかったUNCだが、タレントは揃っており、今季の躍進が楽しみなチームの内の1つだろう。

コメント

  1. ハイライトしか見ていませんが、いいチームになりそうですね。
    Leaky Blackは、数年前のTheo Pinsonのようなチームのグルーガイというか潤滑油のような感じですね。こういうプレイヤー好きなんですよ!

    返信削除
    返信
    1. ピンソンと同じく、ちょっと得点力には難ありですが、パスセンスやディフェンスに優れ、貢献度の高い良いプレーヤーですよね。
      僕も彼の様なプレーヤー大好きです。

      削除

コメントを投稿