カレッジ最優秀ディフェンス選手賞は誰の手に

カレッジバスケで最も優れたディフェンシブプレーヤーに贈られるNaismith Defensive Player of the Year。

昨季はベイラー大のデイビオン・ミッチェルが受賞したこの賞の"Watch List"(注目選手リスト)が公表された。

今回選出されたのは、下記の15名。

オーバーン大:ウォーカー・ケスラー(ソフォモア)
リッチモンド大:ジェイコブ・ギルヤード(シニア)
ケンタッキー大:オスカー・シブエ(ジュニア)
ゴンザガ大:チェット・ホルムグレン(フレッシュマン)
ウェスタンケンタッキー大:ジャマリオン・シャープ(ジュニア)
アリゾナ大:クリスチャン・コロコ(ジュニア)
テキサス工科大:ケビン・マッカラー(ジュニア)
デューク大:マーク・ウィリアムス(ソフォモア)
LSU:タリ・イ―ソン(ソフォモア)
アイオワステイト大:タイリース・ハンター(フレッシュマン)
ベイラー大:ジョナサン・チャムワ-チャチュワ(ジュニア)
テネシー大:ケネディ・チャンドラー(フレッシュマン)
セントジョンズ大:ポッシュ・アレクサンダー(ソフォモア)
インディアナ大:トレイス・ジャクソン-デイビス(ジュニア)
サンディエゴステイト大:ネイサン・メンサ(シニア)

今回は15名の中から僕が気になっている子を。スタッツは2022年1月28時点の数字。


ウォーカー・ケスラー

所属:オーバーン大
学年:ソフォモア
ポジション:C
身長:7フィート1インチ(215.9cm)

ハイライト


※ノースカロライナ大時代のハイライト

ノースカロライナ大から転校し、今季からオーバーン大に加入したビッグマン、ウォーカー・ケスラー。

恵まれたサイズと高い機動力、そして鋭いディフェンスの読みを武器にドンピシャのタイミングでブロックを量産。

僅か24.3分の出場時間でNCAAディビジョン1全体で2位の平均4.1ブロックを記録している。

身体能力の高いプレーヤーを揃えるベイラー大は、積極的にボールマンにプレッシャーを掛け、ドライブに来たプレーヤーをケスラーがゴール下で仕留める。

ベイラー大を強烈なディフェンスを武器に、APランキング首位にランクされており、その中心にいるケスラーは今回のリストに選出されて然るべきプレーヤーだろう。

オスカー・シブエ

所属:ケンタッキー大
学年:ジュニア
ポジション:PF/C
身長:6フィート9インチ(205.7cm)

ハイライト


※高校時代のハイライト

ウェストバージニア大からの転校生、オスカー・シブエ。

屈強なフィジカルと野獣の様なエナジー全開のプレーでボールをもぎ取る超強力リバウンドマシーン。

単にサイズやパワー、機動力といった能力でリバウンドを制圧するだけでなく、相手の後ろからボールをスナップしリバウンドをもぎ取るなど、リバウンドのスキルも高い。

彼の1試合平均15.2リバウンドは勿論NCAAディビジョン1全体で1位の数字。今季既に5試合で1試合20リバウンドを記録し、先日のミシシッピステイト大戦では、21得点22リバウンドのモンスタースタッツを叩き出した。

リバウンドだけでなく、ブロック、スティール共に1試合平均1.6本と優秀。

オフェンスでのプレーエリアは限られるが、カレッジ屈指の"Intensity"を見せるシブエのプレーは必見だ。

チェット・ホルムグレン

所属:ゴンザガ大
学年:フレッシュマン
ポジション:PF/C
身長:7フィート(213.4cm)

ハイライト


ゴンザガ大のフレッシュマン、チェット・ホルムグレン。

体重195ポンド(88.5kg)と華奢なフィジカルが懸念される事の少なくないホルムグレンだが、ディフェンスでもカレッジ屈指の評価を得ている。

ペイントエリアでのパワー負けは否めないが、圧倒的なサイズでそれをカバー。NCAAディビジョン1全体でも7位の平均3.4ブロックを記録する。

また、優れたサイズと機動力からクイックなプレーヤーに対応が出来る事も、ディフェンス面でのホルムグレンの強みだろう。

新たなユニコーン、ホルムグレンは攻守に渡り、カレッジで大きなインパクトを示している。

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