注目フレッシュマン:華麗なるガード、ニック・スミスJrはアーカンソー大へ

今回も今季の注目フレッシュマンネタ。

アーカンソー大に進学するニック・スミスJrを。

ESPNランキングでは学年全体3位にランクされ、その多彩なスコアリングスキルから来年のドラフト上位指名候補と目される注目株。

アーカンソー大にはスミスと共にジョーダン・ウォルシュ、アンソニー・ブラックと3人のマクドナルドオールアメリカンが進学し、今季目が離せないチームの1つに。



ニック・スミルJr

進学先:アーカンソー大
生年月日:2004年4月18日
ポジション:PG/SG
出身:ノースリトルロックハイスクール(アーカンソー州)

ハイライト


※白の背番号14番がニック・スミスJr

多彩なスキルを誇る華麗なるスコアリングガード

僕がニック・スミスJrを認識したのは2021年の夏。

AAUでBradley Beal Eliteに属していたスミスは、EYBLのプレーオフであるPeach Jamの決勝でジェイレン・ドゥーレンとデレク・ライブリーの強力インサイドを擁するTeam Finalと対戦。

チームは敗れたものの、当たり出したら止まらないアウトサイドシュートとスムースなスコアリングスキルでゲームハイの31得点を叩き出し、大きなインパクトを残していた。

高校のラストシーズンは、ノースリトルロックハイスクールでプレーし、世代トップクラスのビッグマンであるクレル・ウェアと共にチームを州大会制覇に導いた。

ESPNランキングで学年全体の3位にランクされるスミスは、当然の如く、マクドナルドオールアメリカン等の主要オールスターゲームのメンバーに選出され、ジョーダンブランドクラシックでは27得点の活躍で大会MVPにも選出された。

スミスは身体能力を売りにするのでは無く、スキルで得点をあげるタイプのスコアリングガード。

アウトサイドシュートは勿論の事、フローターやランナー系のシュートが巧みで、スルスルと容易くリングを射抜く。

ハンドラーとしてのハンドリングやパスセンスも標準以上だ。

アウトサイドとリング周りのフィニッシュを得意とするスミスのプレースタイルはプロ向きと評され、現時点で来年のドラフト上位指名候補に名前が挙がっている。

地元アーカンソー大をFINAL4に牽引出来るか?

スミスの進学先は地元アーカンソー大。

NBAでのコーチング経験も豊富なエリック・マッセルマンが指揮を執り、強力なディフェンスを武器に、ここ2年連続でNCAAトーナメントELITE8進出を果たしている。

昨季の主力であったJD・ノーテ、ジェイリン・ウィリアムス等はチームを去ったが、前述の強力なフレッシュマンに加え、実力派の転入生も加入。

タレントレベルを見れば、1995年以来のFINAL4進出も夢では無いだろう。

スミスには、地元の英雄としてチームをFINAL4に導く姿を期待したい。そうなれば、間違いなく1年でカレッジを去ってしまうのだろうけれど...


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