レブロン息子擁するシエラキャニオンのヨーロッパツアーは黒星スタートに

近年、多くのNBAプレーヤーを輩出しているカリフォルニア州の強豪、シエラキャニオンスクール。

過去にはケニオン・マーティン、ドウェイン・ウェイドの息子等も在籍し、セレブ校としても知られる同校には、今季もレブロン・ジェームズの息子であるブロニー・ジェームズとブライス・ジェームズ、スコッティ・ピッペンの息子であるジャスティン・ピッペン、アンフェニー・ハーダウェイの息子であるアシュトン・ハーダウェイ、デレク・フィッシャーの息子であるドリュー・フィッシャーが在籍する。

ブロニーの高校ラストシーズンという事もあり、例年以上に注目を集めるシエラキャニオンは、シーズン開始を前にヨーロッパツアーを敢行。

ロンドンで、ヨーロッパ出身プレーヤーで構成されるHOOPSFIX Eliteと対戦。74-81で惜敗し、黒星スタートとなった。



ブロニーも遂に最上級生に

カリフォルニア州の強豪、シエラキャニオンスクール。

2013年頃から頭角を現して来た新興勢力だが、マービン・バグリー、デュエイン・ワシントン、KJ・マーティン、カシアス・スタンリー等、近年多くの卒業生をNBAに輩出している。

また、上述の通り、元NBAプレーヤーを父に持つ"NBA2世"が多く在籍するセレブ校でもある。

そんな強豪で、新入生の頃からローテーションの一角として活躍してきたブロニーも遂に高校最上級生に。

昨季までは、1学年上で世代トップレベルのコンボガードであるアマリ・ベイリーがチームの絶対的エースに君臨。

ブロニーもロールプレーヤーに徹してきたが、最上級生となった今季はチームのエースとしての飛躍に期待が掛かる。

とは言え、1学年下にはESPNランキングで2位にランクされ、ブロニーと同ポジションのアイザイア・エロヒムがおり、チーム内競争も激しい。

現在、ESPNランキング学年39位に位置するブロニーが、個人として現状よりも上を目指すのであれば、まずはチーム内でエースの座を確固たるものとする必要があるだろう。

ブロニーが躍動し先行するも


ロンドンのカッパーボックスアリーナで、満員の観客を前に開催されたこの試合。

高校最上級生となり、飛躍が期待されるブロニーは、試合序盤からドライブからのバスケットカウント、ミッドレンジからのプルアップジャンパー等、積極的に得点を重ねチームをリード。

シエラキャニオンは、司令塔のディラン・メトイヤーの高確率の3PT等でコンスタントに得点。class of 2025の下級生、ブライス・コーフィールドのドライブからのダンクも飛び出し、47-42と5点リードで前半を終えた。

後半に入ると、サルタン・アデワレ等の活躍でHOOPSFIX Eliteが直ぐに逆転。

その後、HOOPSFIX Eliteが優勢を保ち、第4ピリオドの残りにはマイケル・ベルのFTで12点差にまでリードを広げ、81-74で勝利を上げた。

両チームともにミスの多い試合で、シエラキャニオンはリバウンドで優位に立ったが、普段との3PTラインの違いからか、アウトサイドシュートが低迷した。

シエラキャニオンでは、コーフィールドがチームハイの14得点。ブロニーも11得点と2桁得点を記録した。

ジェームス兄弟が揃ってコートに立つ時間も


さて、この試合の第3ピリオド残り5分14秒には、ブロニーの弟、ブライス・ジェームスも交代でコートに。

ジェームス兄弟が揃ってコートに立ち、これには父のレブロン・ジェームスもtwitterでリアクションし、感激の模様だった。

class of 2025のブライスは第4ピリオドにドライブからフローターを沈め、初得点。

更にもう1度ドライブからレイアップを沈め、計4得点を記録した。

兄ブロニーの高校ラストシーズンとなる今季、ジェームス兄弟の共演には、今後も注目が集まるだろう。


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