富永啓生狂騒曲、ネブラスカ大の話を備忘録的に

普段、中々日本では話題になる事のないアメリカカレッジバスケ。

ネブラスカ大に所属する富永啓生の活躍により、ネブラスカ大の所属カンファレンスであるBig Tenの公式SNSアカウントから彼の特集動画が出たり、それに対してNBAのスーパースターであるステファン・カリーがコメントを寄せたりと、一躍"富永啓生狂騒曲"が流れている。

そんな富永君の活躍や、ネブラスカ大の現状を備忘録的に。


5試合連続で20得点オーバーを記録


2023年2月25日時点で、28試合に出場し、平均出場時間は24分で平均12.7得点を記録。

FG成功率49.2%、3PT成功率40.3%、FT成功率86.0%と高い効率で得点を重ねている。

特に2月に入ってからの活躍は目覚ましく、対ペンステイト大戦での30得点を皮切りに、そこから5試合連続で20得点以上を記録中。

2月の平均得点は21.5得点に上り、Big Ten公式アカウントからの動画によれば、2月に限れば平均得点はBig TenでもNo1との事。

1月までの22試合で、20得点以上を記録したのは僅か2試合だった彼のここまでの活躍を誰が予測出来ただろうか?

ネブラスカ大のプレーヤーが5試合連続20得点以上を記録したのは、1997-1998シーズンにティロン・ルーが7試合連続で20得点以上を記録して以来の快挙だとか。

NCAAトーナメント出場の可能性は?

富永君の活躍により、ネブラスカ大は直近の5試合で4勝と絶好調。

シーズン通算成績は14勝14敗のイーブン、カンファレンスゲームでの成績は7勝10敗でカンファレンス14チーム中12位に付けている。

NCAAディビジョン1きっての強豪カンファレンスであるBig Tenからは、直近2大会において各9チームがNCAAトーナメントへの出場権を勝ち取っており、シーズン残り試合及び他チームの結果次第では、ネブラスカ大がカンファレンス9位以内に食い込み、NCAAトーナメントに出場する可能性も出て来ている。

ネブラスカ大のレギュラーシーズンの残りは、

2月25日:対ミネソタ大戦

2月28日:対ミシガンステイト大戦

3月5日:対アイオワ大戦

の3試合。

ミネソタ大は目下11連敗中のカンファレンス最下位のチームで、1月の対戦では延長戦の上、81-79でネブラスカ大が勝利を収めている。

ミシガンステイト大はカレッジ屈指の名門校であるが、この試合はネブラスカ大にとってシーズン最後のホームゲームで、所謂"Senior Night"。

ミシガンステイト大はカンファレンス7位と格上の相手だが、シーズン最後のホームゲームを勝利で飾ってほしい所。

レギュラーシーズン最終戦となる対アイオワ大戦はアウェーゲームとなる。12月の対戦では、66-50でネブラスカ大が勝利したが、アイオワ大戦もカンファレンス8位タイとNCAAトーナメント出場の当落線上にあり、両校にとって絶対に負けられない戦いとなるだろう。

他チームの成績次第ではあるが(すみません、他チームのスケジュールやシュミレーションはしてません...)、まだネブラスカ大のNCAAトーナメント出場への可能性は残されている。

また、カンファレンス9位以内に入る事が出来ずとも、レギュラーシーズン終了後のカンファレンストーナメントで優勝すれば、自動的にNCAAトーナメントに出場する事が可能だ。

NCAAトーナメントへの出場権を勝ち取ることが出来れば、同校史上8度目、2014年以来の快挙となる。

正直、カンファレンス9位内に入る事も、カンファレンストーナメントで優勝する事もとても難易度の高い事だけれど、富永君の活躍による"奇跡"を期待せずにはいられない。



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