富永啓生がHonorable Mention受賞の快挙

ネブラスカ大でプレーする富永啓生がBig Tenカンファレンスの個人賞を受賞する快挙を達成した。

レギュラーシーズンの終了に伴い、カンファレンスの個人賞が発表。最優秀選手賞や最優秀ディフェンス選手賞、新人賞に加え、1stチームから3rdチームまでの計16名の優秀選手が選出された。※2ndチームに同票で6名が選出の為。

それに合わせて、1stから3rdチームには漏れたものの特筆すべきプレーヤー=Honorable Mentionとして21名のプレーヤーも選出され、その内の1名に富永君の名前も。

カンファレンス3rdチームまでに入る事は出来なかったけれど、NCAAディビジョン1でもトップレベルと目されるBig Tenの中でTOP40以内に入る評価を受けたのは間違いなく快挙だ。個人賞受賞者の詳細はコチラを。


2月の猛チャージで個人賞に食い込む


ネブラスカ大で2シーズン目を迎えた富永君がブレイクしたのは、シーズンも終盤に入った2023年の2月。

2月5日の対ペンステイト大戦での30得点を皮切りに、同大ではティロン・ルー以来となる5試合連続での20得点を記録。

2月の7試合で平均21.3得点を叩き出し、その間5勝2敗とチームの好調を牽引した。

シーズン通算でも12.8得点と2桁得点を記録。そして、FG成功率50%、3PT成功率40.3%、FT成功率85.4%とシュート精度も抜群。得意のアウトサイドシュートだけでなく、ディフェンスの裏をかいたカットも冴えわたり、身長も身体能力もカレッジレベルでは平凡な中、FG成功率50%という数字は驚異的だ。

富永君の活躍もあり、チームはNCAAトーナメントの1つの目安となるカンファレンス9位(NCAAトーナメント過去2大会でBig Tenからは9校が出場している為)も狙える位置まで盛り返したが、後一歩及ばず、カンファレンス11位でシーズンを終えた。

カンファレンス11位の為、カンファレンストーナメントでのシードも無く、初戦はカンファレンス最下位のミネソタ大と対戦。

NCAAトーナメント出場を確実なモノとするには、カンファレンストーナメント優勝が求められ、その為にはBig Tenの強豪を相手に5連勝が必要という中々の至難の業。

とは言え、トーナメントは1発勝負。富永君の活躍によるカンファレンストーナメント優勝という奇跡に期待したい。

ちなみに、短大で2年、ネブラスカ大で2年とカレッジで計4年プレーした富永君だけれど、新型コロナの特例でもう1年カレッジでのプレーも可能。

2月の活躍で他の強豪の目にも留まっただろうし、選択肢としては転校もあるんじゃないだろうか。

シーズン終了後の富永君の去就にも注目したい。


コメント

  1. 日本人として誇らしい気分です。素晴らしいですね。
    ドラフトではワンチャン二巡目下位でどっかに指名されないかな。

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