NBAドラフト2023:全米制覇を支えたアンドレ・ジャクソンもNBAドラフトへ

今回のドラフトネタは推しメンのアンドレ・ジャクソンを。

得点力こそ低いが、アンセルフィッシュなプレーでコネチカット大(UCONN)の全米制覇を支えたウルトラチームプレーヤー。

ESPNによれば、カレッジに残留する選択肢も残した上でエントリーし、NBAからの評価を見る模様。

アンドレ・ジャクソンJr

所属:コネチカット大
学年:ジュニア
生年月日:2001年11月13日
ポジション:SF/PG
出身:アルバニーアカデミー(ニューヨーク州)
シーズンスタッツ:29.1分6.7得点6.2リバウンド4.7アシスト0.5ブロック1.1スティール2.0TO/FG43.2%/3PT28.1%/FT64.6%

身体測定結果

裸足身長:196.9cm
体重:90kg
ウイングスパン:207.6cm
スタンディングリーチ:261.6cm
垂直跳び(助走有):100.3cm
最高到達点:362cm

ハイライト

チームプレーヤーとして全米制覇に貢献

UCONNのジュニア、アンドレ・ジャクソン。

チームのハンドラーとして、優秀なペリメーターディフェンダーとして、アンセルフィッシュなプレーでUCONNの全米制覇に貢献したウルトラチームプレーヤーだ。

NCAAトーナメントの6試合では平均6.8アシストを記録し、爆発的な破壊力を見せたUCONNのオフェンスを指揮した。

ジャクソンが最も威力を発揮するのがトランジションの場面。

驚異的なスプリント能力と跳躍力を誇りフィニッシャーとしてド派手なダンクを叩き込むだけでなく、その広い視野とクリエイティブなパスセンスでチームメイトの得点を演出。

ジャクソンが創り出す速攻や豪快なダンクが何度もUCONNのオフェンスに火をつけた。

司令塔としてだけでなく、ウイングとしても十分なサイズとその高い身体能力からディフェンスでも存在感は大きく、ELITE8での対ゴンザガ大戦では8得点9リバウンド10アシストと、オールラウンドな能力を遺憾なく発揮して見せた。

単に能力が高いだけでなく、ルーズボールにも躊躇なく飛び込む献身的な姿勢もジャクソンの魅力。

ドラフトコンバインでの身体測定結果を見ると、ウイングスパンやスタンディングリーチはちょっと小さめSFくらいの感じ。

体力測定では、助走有の垂直跳び、スプリントで体力測定参加者中3位タイの好記録を出し、今ドラフト屈指のアスリートである事を証明した。

スキル、能力、メンタリティとNBAでも素晴らしいロールプレーヤーになれる素質を揃えている。

スコアリングスキルは...

その一方でアンセルフィッシュ過ぎるが故の得点意識の低さは気になる所。

フィニッシャーとしては優秀でリング周りでフローターを打つことも出来るけれど、3PT成功率28.1%、FT成功率64.6%でアウトサイドシュートの成功率は芳しくなく...

それでもフレッシュマンのシーズンは3PT成功率が11.8%だったので、成長しているはしているので、この先改善されていく期待はあると信じたい。

一家に一台の万能プレーヤー

スコアリング能力不足という明確な弱点はあるけれど、ゲームメイク、ディフェンス、チームを繋ぐ献身的なプレーと、どのチームでも必要とされる"一家に一台"の万能プレーヤー。

ドラフトでは1巡目候補とは言わないけれど、2巡目であればどのチームの候補にもなり得る。

彼を見て、

"アウトサイドが壊滅的でNBAでは通用しない"

と思うか

"アウトサイドさえ成長させる事が出来れば超お買い得"

と思うか、見る角度で大分評価が分かれると思うのだけれど僕は後者。

何でアンドレ・ジャクソンに惹かれるのかなと思うと、主役になり得るだけの身体能力と泥臭い仕事を進んでこなす献身的な姿勢というある種対極にある様な二面性を併せ持っているからかなと。

スタープレーヤーに大成する姿は想像し難いが、ロールプレーヤーとして息の長いキャリアを期待したい。

UCONNを全米制覇に導いた今ドラフトで随一の推しメンです。


コメント

  1. 私も後者のタイプかな?と思いました。二巡目で指名出来るなら応援するスパーズ指名しないかな。育成してくれるチームに指名されたら、活躍する選手になれるかもね。

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  2. フレッシュマンにしろ、上級生にしろ、NBAに入れば皆新人で、その後の成長次第ですから、ジャクソンの成長を期待しています。

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