USA代表がU16アメリカ選手権で猛威を振るう

現在メキシコのユカタンで開催されているU16アメリカ選手権。

今大会でも絶対王者のUSAが圧倒的な強さを見せている。

初戦の対プエルトリコ戦はまだギアも入らず、96-61と控えめな試合だったが、続くアルゼンチン戦を61点差、メキシコ戦を69点差で大勝。

ベンチ層も厚く、他を寄せ付けない強さで予選リーグを終えた。


サイズを利したフルコートプレスで他国を圧倒


今朝の対ウルグアイ戦も123-45の78点差で圧勝を収めたUSA。

全試合で異なるプレーヤーがリーディンスコアラーとなる選手層の厚さは流石という所だが、今大会のチーム最大の特徴は機動力の高いウイング陣によるフルコートプレスだろう。

例年、USA代表はフルコートプレスで他国を圧倒してきたが、今大会のチームのプレスは一味違う。

AJ・ディバンツァ、コア・ピートという2m級のサイズ、長いウイングスパン、高い身体能力を有したウイング陣がフルコートプレスの一線目を務め、その圧力たるや、U16世代のプレーヤーにはひとたまりも無い。

一線目を突破し、パスを出しても、その長さと機動力の高さで軽々とボールを絡め取ってしまう。

スターティング5が引っ込んでも、ベンチからタイラン・ストークス、ケイレブ・ホルト、アイザイア・ハーウェルとスターティング5と遜色の無いウイング陣が控えているのだから、対戦相手からしたら厄介な事、この上なく。

対メキシコ戦では1試合で計32スティールとそのディフェンスの破壊力は計り知れず、今大会平均で見ても24.5スティールという驚異的な数字を叩き出している。

次戦の準決勝では、今大会の初戦で対戦したプエルトリコ代表と対戦。そこで勝ち抜けば、アルゼンチン対カナダの勝者と決勝で対戦。

恐らく、USAがこの先もその強さを見せつける事が予想されるが、一泡吹かせるチームが出て来てくれる事に期待したい。


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