マクドナルドオールアメリカン2017出場選手:ポイントガード編

※Gリーグ入りしたジェイレン・グリーンに関してはこちら

近年のバスケットボールにおいて中心的な役割を占めるポジションとなったポイントガード。

フロアリーダーとしてだけでなく、スコアラーとしての役割も求められ、リバウンドを含めオールラウンドなタイプのプレーヤーが増えている。

昨年の高校バスケはオールラウンドなポイントガードが大豊作。
チノヒルズ高校をシーズン無敗に導き、今季UCLAの快進撃を支えるロンゾ・ボールやワシントン大のマーケル・フルツ、ノースカロライナ州立大のデニス・スミスJr、ケンタッキー大をリードするディアーロン・フォックス等大学でも多くの選手が1年目から活躍を見せている。

今季のポイントガード達は昨季のガード達と比較すると万能性やサイズでは劣るものの、好ポイントガード揃い。

East Team

クアデ・グリーン

進学先:ケンタッキー大
ポジション:PG
身長(裸足):180.3cm
体重:80.3kg
ウイングスパン:189.2cm


ケンタッキー大コミットのグリーン。
ハンドリングと状況判断が良く、得点能力が高くアシストも上手い。
夏のEYBL、Peach Jamでは22試合で参加選手中1位の平均9.8アシストを記録。
所属チームのPSA Cardinalsの決勝進出に大きく貢献した。

サイズや身体能力には欠けるが、バスケットボールIQが高く、アンセルフィッシュな選手なのでタレント揃いのケンタッキー大でも司令塔としてフィットするだろう。

トレボン・デュバル

進学先:未定
ポジション:PG
身長(裸足):186.7cm
体重:86.6kg
ウイングスパン:203.2cm


この学年のNO1ポイントガード。
カイリー・アーヴィングの1on1スキルとデリック・ローズの身体能力を持つとも言われる。
ポイントガードが豊作だった昨年のトップポイントガード達と比較しても遜色の無い才能を持つ。
チームを勝利に導けるタイプのポイントガードで、アンダーアーマー主催のAAUトーナメントのUAA FinalとNIKE主催のAAUトーナメントPeach Jamの2つのAAUトーナメントを制した唯一の選手でもある。

進学先はまだ未定で彼の選択次第では来季のカレッジの勢力図に大きく影響を与える。
ゲームコントロール、外角のシューティングにはまだまだ成長の余地があり、大学での成長次第ではNBAでもスター選手に成長するポテンシャルを持っている。
2018年のドラフトでもTOP5での指名が予想される。

West Team

トレー・ヤング

進学先:未定
ポジション:PG
身長(裸足):182.9cm
体重:79.8kg
ウイングスパン:193cm


私的な今季NO1ポイントガード。
フロアリーダーとしての資質と正確無比な3PTシュートを武器にマイケル・ポーターJrと共にMokan EliteをPeach Jamの優勝に導いた。
サイズこそ無いが、精度の高い外角シュートは高校レベルでは群を抜いており、今季も1試合40得点以上を何度も記録している。

進学先はまだ未定で有力進学先はカンザス大やオクラホマ大など。
勝手を言えばワシントン大に進学してポーターと再度デュオを結成してほしいと願っているが、その可能性は薄そう。
バスケットボールIQと高い技術を持つ選手で1年目からカレッジで活躍することはほぼ間違いないだろう。

ジェイレン・ハンズ

進学先:UCLA
ポジション:PG
身長(裸足):184.2cm
体重:76.2kg
ウイングスパン:188cm


今夏アーリーエントリーが濃厚なロンゾ・ボールに代わり、UCLAの司令塔を務めることになるのがこのハンズ。
クイックネスと跳躍力に優れ、ボールに劣らないエキサイティングな選手。
ハンドリングにもキレがあり、1対1の強さは折り紙付き。

司令塔としてのゲームコントロールではボールには及ばず、カレッジでの成長が期待される。
非常に高い能力を持つ選手で、UCLAのプレースタイルにフィットすれば、で大化けする可能性を秘めている。


昨年のポイントガード達は能力、サイズ、技術を兼ね備えた選手が揃った。
今年のポイントガード達は万能性こそ昨年の選手達に劣るが、個性が強く技術的には昨年の選手達に引けを取らない。
来季のカレッジでも彼らが重要な役割を果たすことは間違いないだろう。

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