アメリカ高校バスケ頂上決定戦Dick's Nationals。MontverdeとLa Lumiereが決勝へ。




日本のインターハイやWinter Cupの様な全国大会の無いアメリカ高校バスケ。
シーズンの最後に全国各地の強豪校8校を集め開催されるDICK'S Sporting Goods High School Nationals(Dick's Nationals)が事実上のアメリカ高校バスケの頂上決定戦と言って過言ではないでしょう。

カリフォルニア州の高校は週の協会が出場を認めていないため出場出来ないという制限もあり、昨年もChino Hills高校が出場していなかったり、今年もマイケル・ポーターJr擁するNathan Hale高校がマクドナルドオールアメリカンやジョーダンブランドクラシックに出場するポーターの過密スケジュールを考慮して出場を辞退したりと注目校が出場出来ないケースもありますが、高校生とは思えないようなハイレベルな争いが繰り広げられます。

今大会には昨年の大会で準優勝に輝いたインディアナ州のLa Lumiere Schoolとフロリダ州の強豪校Montverde Academyが激戦を勝ち上がり決勝に進出しています。



注目選手

La Lumiere School

ブライアン・ボウエン

学年:Class of 2017
進学先:未定
ポジション:SF
身長(靴込):201.9cm
体重:88kg
ウイングスパン:205.7cm


ジャレン・ジャクソンJr

学年:Class of 2017
進学先:ミシガン州立大
ポジション:PF
身長(裸足):203.8cm
体重:103kg
ウイングスパン:223.5cm


昨年のDick's Nationalsは決勝でOak Hill Academyを前に涙を飲んだLa Lumiere。
注目は昨年もエースを務めたブライアン・ボウエンと今季から加入したジャレン・ジャクソンJr。
2人揃ってマクドナルドオールアメリカン、ジョーダン・ブランドクラシックに選出されている学年トップレベルの選手です。
選手層の厚いLa Lumiereの中でボウエンがウイングの中心、ジャクソンがインサイドの中心としてチームを牽引。
54-52で勝利した準決勝の対Findlay Prep戦でもボウエンが19得点7リバウンド、ジャクソンが11得点7リバウンドと勝利に大きく貢献しました。

Montverde Academy

R.J・バレット

学年:Class of 2019
進学先:未定
ポジション:SF/SG
身長(裸足):199.4cm
体重:86.2kg
ウイングスパン:208.3cm


カナダ出身のウイングプレーヤー、R.J・バレット。
ベン・シモンズやディアンジェロ・ラッセル等近年多くの選手をNBAに輩出している強豪のMontverde Academyでフレッシュマンからエースを務める逸材で、Class of 2019でも学年NO1にランクされている16歳。

初戦のShadow Mountain戦で24得点、準決勝のGreensboro Day戦で26得点と今大会でも圧倒的なパフォーマンスを記録しています。

下馬評では各ポジションに高校トップレベルの選手を擁し、主力に上級生の揃うLa Lumiereが有利と見られています。
Montverde Academyもバックコートには優秀な選手を擁していますが、主力はClass of 2018や2019と若いチーム。
Montverde Academyが勝利を収める為にはバレットの爆発が不可欠。
バレットはボウエンとのマッチアップが予想され、高校トップレベルのウイング相手にバレットがどこまで活躍出来るかに注目したいところです。






コメント