NBAドラフト2020:名門カンザス大のスピードスター、デボン・ドットソン

名門カンザス大のソフォモアガード、デボン・ドットソン。フレッシュマンのシーズンに期待以上の活躍を見せ、ドラフトコンバインにも参加したが、更なる成長を求めカレッジに残留。

昨季はカレッジを代表するポイントガードの1人に成長し、コンセンサス2ndチームオールアメリカンにも選出され、もう1年カレッジに残った判断が正しかった事を証明した。

プロフィール

氏名デボン・ドットソン
カレッジカンザス大
学年ソフォモア
生年月日1999年8月2日
ESPN
ランキング
24位(2018)
ポジションPG
出身校プロビデンスデイスクール
主な個人賞コンセンサス2ndチームオールアメリカン(2020)
1stチームオールBig 12(2020)
3rdチームオールBig 12(2019)
マクドナルドオールアメリカン(2018)
特記事項背番号はブルズ時代のデリック・ローズに倣い1番を着用
長所・カレッジを代表するクイックネスとスピード
・カンザス大でゲームメイクを成長させた
懸念事項・サイズ不足

身体測定結果

靴有身長(cm)裸足身長(cm)体重(kg)ウイングスパン(cm)スタンディング
リーチ(cm)
備考
188.0182.981.1191.1242.62019ドラフトコンバインでの数値

スタッツ

出場時間(分)FG%3PT%FT%OFF RebDEF RebREB
34.946.830.983.00.63.54.1
ASTBLKSTLPFTOPTS
4.00.12.11.82.418.1

アドバンスドスタッツ

USG%OFF RTGDEF RTG+/-TS%OFF REB%
26.40%117.789.728.0058.60%2.20%
DEF REB%REB%AST%STL%BLK%TO%
11.60%7.20%22.50%3.60%0.30%13.60%

ハイライト

カレッジ屈指のスピードスター

カレッジを代表するガードに成長したデボン・ドットソン。彼の最大魅力はディフェンスを切り刻むクイックネスとスピード。昨年のドラフトコンバインでも、シャトルランで参加選手中2位、スプリントで1位の記録を叩き出し、NBA候補生の中でも傑出した速さを持つプレーヤーである。

フレッシュマンのシーズンはその圧倒的な速さをコントロールしきれていない様にも見えたが、今季はスピードを駆使し得点も量産。スピードだけでなく、FT成功率は80%を超えており、アウトサイドシュートにも信頼が置ける。カンザス大出身のガードらしく、小さくとも高い得点力を有している。

懸念されるのはサイズ不足によるディフェンス。カレッジでは1試合平均2.1スティールを記録し、ディフェンスでも貢献度の高い選手であったが、NBAのパワーとサイズを兼備するガード相手にはディフェンスで苦しむ事になるだろう。

予想指名順位は1巡目下位~2巡目上位

優秀なポイントガードが目白押しの今年のドラフト候補の中でも、カレッジでの実績、将来の伸びしろを総合するとドットソンは上位にランクされる。身長という懸念こそあるものの、同じくカンザス大の出身のガード、デボンテ・グレアムはNBAでもブレーク。

グレアムと同様にアンダーサイズながら抜群のクイックネスと高いスキルセットを持つドットソン。何より安心と安全のカンザス大ブランドというのは捨てがたい。バックアップガードとしても堅実で、尚且つ将来の成長も期待出来るドットソンは1巡目下位~2巡目上位であれば、手堅い指名となるだろう。