NBAドラフト:ESPNランキング上位の選手はどの位の確率でNBAに行くのだろうか

アメリカのスポーツにランキングはつきもので、有望なバスケットボールプレーヤーは高校生の頃には既にランク付けされています。

ふと気になったのが、高校時代にランキング上位に入っているプレーヤー達がその後、どの位の確率、指名順位でNBAに入っているのかということ。ということで、高校時代ESPNによるランキングで上位10位までに入っていた選手のその後をまとめてみます。

今回まとめたのは、既に上位10人全員がNBA入りをしているclass of 2013(2013年高校卒業)からclass of 2017の5年間。

ESPNランキング上位10人のその後

氏名ランキングドラフト年指名順位
アンドリュー・ウィギンス2013120141
ジャバリ・パーカー2013220142
ジュリアス・ランドル2013320147
アーロン・ゴードン2013420144
アンドリュー・ハリソン20135201544
ジョエル・エンビード2013620143
ダカリ・ジョンソン20137201548
ジェームス・ヤング20138201417
アーロン・ハリソン201392015-
ケーシー・ヒル2013102017-
ジャリル・オカフォー2014120153
マイルス・ターナー20142201511
クリフ・アレキサンダー201432015-
タイアス・ジョーンズ20144201524
エマニュエル・ムディエイ2014520157
トレイ・ライルス20146201512
スタンリー・ジョンソン2014720158
ジャスティン・ジャクソン20148201715
カール・アンソニー-タウンズ2014920151
ティオ・ピンソン2014102018-
ベン・シモンズ2015120161
スカル・ラビシエール20152201628
ブランドン・イングラム2015320162
ジェイレン・ブラウン2015420163
ヘンリー・エレンソン20155201618
ダイアモンド・ストーン20156201640
チェイク・ディアロ20157201633
アイバン・ラブ20158201735
ケイレブ・スワニガン20159201726
マリク・ニューマン2015102018-
ハリー・ジャイルズ20161201720
ジョッシュ・ジャクソン2016220174
ジェイソン・テイタム2016320173
ロンゾ・ボール2016420172
バム・アデバヨ20165201714
ディア―ロン・フォックス2016620175
マーケル・フルツ2016720171
マイルス・ブリッジス20168201812
マリク・モンク20169201711
フランク・ジャクソン201610201731
マービン・バグリー2017120182
マイケル・ポーターJr20172201814
ディアンドレ・エイトン2017320181
モハメド・バンバ2017420186
ウェンデル・カーター2017520187
トレボン・デュバル201762018-
コリン・セクストン2017720188
ゲイリー・トレントJr20178201837
ジャレン・ジャクソンJr2017920184
ケビン・ノックス20171020189

9割近くの選手がドラフト指名を受けNBAへ

まず、指名順位の欄が水色で塗られているのはロッタリー(14位以内)で指名を受けた選手。黄色がロッタリー以降に指名を受けた選手で赤は指名から漏れた選手です。指名を受けていない選手はドラフト年の欄にアーリーエントリーした年、または大学を卒業し自動でドラフトにエントリーされた年を記載しています。

2013年から2017年までの5年間にESPNランキング10位以内にランク付けされた計50名の中で、その後ドラフト指名を受けNBA入りしたのは44名で、実に88%もの選手がドラフト指名を受けています。ドラフト指名を受けた44名の内、高校卒業後1年、いわゆるone and doneで指名を受けているの38名で全体の76%。

その内ロッタリーで指名を受けたのは31名で62%。各学年のESPNランキング上位10名の内、6名強ははその後ロッタリー以内で指名を受けていることに。

まとめると、ESPNランキングでTOP10位内にランクインした選手は88%がドラフト指名を受け、76%がone and done、62%がロッタリー指名でNBA入りをしているという結果に。

この数字が高いと思うか低いと思うかは個々で分かれる所。とは言え、76%が高校卒業の翌年にドラフト指名を受けるのであれば、ドラフト予習の為にESPNランキングを確認しておくのは有りなんじゃないでしょうか。

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