SLAM誌が今年の高校オールアメリカン6名を発表

アメリカのバスケットボール専門誌、SLAMが今年の高校オールアメリカン6名を発表。

昨年は
  • コール・アンソニー(ノースカロライナ大)
  • アンソニー・エドワーズ(ジョージア大)
  • ジェイデン・マクダニエルズ(ワシントン大)
  • バーノン・キャリーJr(デューク大)
  • ジェームス・ワイズマン(メンフィス大)
の5名が選出されたこの賞。今年は
  • ジェイレン・グリーン(Gリーグ)
  • ケイド・カニングハム(オクラホマ州立大)
  • BJ・ボストン(ケンタッキー大)
  • エバン・モーブリー(USC)
  • シャリーフ・クーパー(オーバーン大)
  • ジョッシュ・クリストファー(アリゾナ州立大)
の6名が選ばれています。


ジェイレン・グリーン

氏名ジェイレン・グリーン
生年月日2002年2月9日
ESPN
ランキング
1位(2020)
ポジションSG
出身校プロリフィックプレップ
(カリフォルニア州)
主な個人賞SI最優秀選手賞(2020)
U17ワールドカップ最優秀選手賞(2018)
マクドナルドオールアメリカン(2020)
ジョーダンブランドクラシック(2020)
フープサミット(2020)
特記事項母はフィリピン系でフィリピンで開催されたイベントにも参加経験有り。
長所・爆発的な得点能力
・空中での抜群のバランス感覚とエアプレーでの高い決定力
・オールラウンドなスキルセット
懸念事項・華奢なフィジカル

ハイライト


ケイド・カニングハム

氏名ケイド・カニングハム
カレッジオクラホマ州立大
ESPN
ランキング
2位(2020)
生年月日2001年9月25日
ポジションPG
出身校モントバーデアカデミー
(フロリダ州)
主な個人賞ネイスミス最優秀選手賞(2020)
Max Preps最優秀選手賞(2020)
マクドナルドオールアメリカン(2020)
特記事項ビーガンとして知られている。
兄はオクラホマ州立大でコーチングスタッフを務めるキャネン・カニングハム。
長所・NBAレベルでも稀な純正大型ガード
・穴の無いオフェンススキル
・サイズを利したボールマンディフェンス
懸念事項・強いて言えばクイックネスに欠ける

ハイライト


BJ・ボストン

氏名BJ・ボストン
カレッジケンタッキー大
生年月日2001年11月28日
ESPN
ランキング
7位(2020)
ポジションSG/SF
出身校シエラキャニオンスクール
(カリフォルニア州)
主な個人賞マクドナルドオールアメリカン(2020)
ジョーダンブランドクラシック(2020)
カリフォルニア州Mrバスケットボール(2020)
特記事項シエラキャニオンスクールではレブロン息子、ウェイド息子等とプレー。
長所・スムースでオールラウンドなスキルセット
・3PTラインの遥か後方からシュートを沈める広いレンジ
懸念事項・アウトサイドシュートの安定感
・華奢なフィジカル

ハイライト


エバン・モーブリー

氏名エバン・モーブリー
カレッジUSC
生年月日2001年6月18日
ESPN
ランキング
3位(2020)
ポジションC/PF
出身校ランチョクリスチャンハイスクール
(カリフォルニア州)
主な個人賞モーガン・ウッテン賞(2020)
マクドナルドオールアメリカン(2020)
ジョーダンブランドクラシック(2020)
フープサミット(2020)
特記事項父はUSCのアシスタントコーチのエリック・モーブリー。
1学年上の兄アイザイアもUSCでプレー。
長所・恵まれたサイズとウイングスパン
・ビッグマンながらスムースな身のこなし
・シューティングやハンドリングにも非凡なセンス
懸念事項・フィジカルは華奢
・センスはあるがスキルのブラッシュアップが必要

ハイライト


シャリーフ・クーパー

氏名シャリーフ・クーパー
カレッジオーバーン大
ESPN
ランキング
20位(2020)
生年月日2001年6月11日
ポジションPG
出身校マッキーチャンハイスクール
(ジョージア州)
主な個人賞USA Today最優秀選手賞(2019)
Max Preps最優秀選手賞(2019)
マクドナルドオールアメリン(2020)
ジョージア州Mrバスケットボール(2019)
特記事項姉のティア・クーパーは2020年のWNBAドラフトで2巡目指名を受けている。
長所・クイック且つスムースなプレー
・どこからでも点を取れる高い得点スキル
・広い視野と的確なパススキル
懸念事項・サイズ不足

ハイライト


ジョッシュ・クリストファー

氏名ジョッシュ・クリストファー
カレッジアリゾナ州立大
生年月日2001年12月8日
ESPN
ランキング
11位(2020)
ポジションSG
出身校メイフェアハイスクール
(カリフォルニア州)
主な個人賞マクドナルドオールアメリカン(2020)
ジョーダンブランドクラシック(2020)
フープサミット(2020)
特記事項ゲームショーツの裾をロールアップするなど、独自のファッションで注目を集める。
長所・当たり出したら止まらないアウトサイドシュート
・現代風のオールラウンドなスキルセット
懸念事項・タフショットを選ぶ傾向
・パワフルだがクイックネスに欠ける

ハイライト


受賞者は2021年ドラフトの注目選手

2019年にこの賞を受賞した5人全員が今年のドラフト1巡目指名候補。2018年の受賞者も、怪我で評価を下げたボル・ボルを除いた4人(ザイオン・ウィリアムソン、RJ・バレット、キャム・レディッシュ、ダリアス・ガーランド)が2019年のドラフトで1巡目で指名を受けています。

今年選出された6名も2021年のドラフトでの上位指名候補となるでしょう。

ビッグマンが目立った昨年の受賞者と比較すると今年は、オールラウンドなガードが充実しています。

この賞の受賞者は学年上位のプレーヤーであることは勿論ですが、SLAM誌のイメージに合ったスタイリッシュなプレーヤーが選ばれています。

単純にESPNのランキングだけを見れば、シャリーフ・クーパーは20位と他の受賞者からは見劣りしますが、クーパーは昨年USA Today誌選出の高校最優秀選手賞も受賞している実力者。サイズが小さい分、ランキングの評価は落ちますが、この学年を代表するガードです。

2021年のドラフトは近年でも1番の当たり年と予想されていますが、その中心となる6人は要チェックです。

この学年の注目プレーヤーにご興味があればこちらも是非。

コメント