続:それでも僕はジェームズ・ワイズマンをドラ1に推す

風の噂によると、どうやらジェームズ・ワイズマンのドラフト評価が下がってきているらしい。

前々からワイズマンをドラ1に推している僕からすれば、ワイズマンの能力を考えると信じ固い事なのです。そして彼をドラ1に推す気持ちは今年のNBAのプレーオフの結果を見て更に確度を増しています。

という訳で、今回も何故僕がワイズマンをドラ1に推すかという話です。

ビッグマンは時代遅れなのだろうか?

※白の背番号12番がワイズマン

シャキール・オニールとティム・ダンカンを筆頭に、ケビン・ガーネットやダーク・ノビツキー等がNBAを席巻した00年代。

マイケル・ジョーダンが支配した90年代であっても、アキーム・オラジュワン、デイビッド・ロビンソン、パトリック・ユーイング等が鎬を削り、NBAは長きに渡りビッグマンの時代が続きました。

リングが3m5cmと高い位置に設置されている協議の特性上、圧倒的な高さを誇るビッグマンにが攻守に存在感を放つのは当然の事かもしれません。

しかし、10年代に状況は変わります。

試合のペースが上がり、効率が重視される中、ビッグマンよりもスキルの高いガードやウイングのプレーヤーが台頭。ビッグマンに求められる役割は様変わりし、以前の様なビッグマンを中心としたチーム作りは鳴りを潜めつつあります。

ガード・ウイングの時代になり、求められる役割は変われど、ビッグマンの重要性が低下した訳ではありません。

その証拠に、今年のNBAファイナルに進出したのはアンソニー・デイビスとバム・アデバヨというリーグを代表するオールラウンドビッグマンを擁するLAレイカーズとマイアミヒート。ハイペースの中で、ビッグマンであっても高いスキルを求められる”スキルボール”の全盛にあって、そのトレンドに対応出来る”現代型ビッグマン”は以前よりも更に希少な存在かもしれません。

僕がワイズマンを1位に推す理由は彼が”スキルボール”に対応出来る可能性を秘めたビッグマンであると考えるから。

現状、ワイズマンはデイビスやアデバヨの様に多彩なプレーヤーではありません。一見すれば、ペイントエリアを支配する古典的なビッグマンの様に見えます。

しかし、恵まれたウイングスパンとビッグマンとは思えない機動力を見せる彼は、1番~5番までをディフェンス出来る可能性を秘めたプレーヤーであり、その点は上記の2人にも通じます。

今年のNBAプレーオフの結果により、”現代型ビッグマン”の需要は高まった様にも思えます。そうであれば、ワイズマンを1位で指名するのは決して悪い判断では無いでしょう。

カレッジでの出場試合数は懸念事項か?

ワイズマンの不安要素としてよく話に上がるのが、彼のカレッジでの出場試合数。高校時代の金銭授受が取り沙汰された結果、ワイズマンのカレッジでのキャリアは僅か3試合で幕を閉じました。

出場試合数は僅か3試合ながら、コートの誰よりも大きなワイズマンが見せた縦横無尽にコートを駆け回る姿はドラフト1位指名に十分値するスケールを感じさせました。

近年で下馬評よりもドラフトでの指名順位を下げたマイケル・ポーターJrやボル・ボルもカレッジでの出場試合数が少なかったプレーヤーですが、彼等が評価を下げた主因は出場試合数ではなく、怪我によるもの。今回のワイズマンのケースとは話が異なります。

現在は高卒直後のアーリーエントリーが禁止されていますが、現代NBAの絶対的帝王、レブロン・ジェームズも高卒でNBA入りを果たしたプレーヤー。高卒ドラフトで活躍した選手も多く、カレッジでの経験値が低いことは、必ずしも不安要素とは言えないというのが僕の考え。

要はワイズマンは良いよという話

長々と書いてはいますが、要はジェームズ・ワイズマンは良いプレーヤーだよという話。

ドラフトを前に様々な噂が飛び交い、現地記事というだけで信頼度が高い様に見えますが、ドラフト前はいつでも不確かな情報が流れるもの。結局、噂の真偽は実際のドラフトが終わってみなければ分かりません。

という訳で僕は今年のドラ1にはジェームズ・ワイズマンを推し続けます。

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